NYから日本を考える NYで働く

アメリカのキャリアウーマンたち

日本人の友人が、あるアメリカ人の女の子が結婚したと聞いて、仕事を辞めて家庭に入るのかと尋ねたところ、とてもびっくりされたそうです。最近は日本でも夫婦共働きの家庭が増えていると思いますが、アメリカはその比率、そして女性の社会進出は日本よりもはるかに進んでいるように感じていますひらめき電球

日本の会社のお偉いさんたちは男性が多いことにすっかり慣れている私は、NY生活が長くなっても、こちらの会社で女性幹部が部署のトップを務めたり、会社の大きな研修で壇上に女性幹部がずらっと並んでいるのを見ると、いまだに驚いているのですが、アメリカは色々な意味で女性が働きやすく、そして実力を発揮しやすい社会になっているように思います。

仕事をする上で、「女性だからxxx」なんていうことがあったら男女差別として大問題になるし、各自が自分がやりたいことを実現するということに主眼を置いて生きているので、せっかく仕事をするのだったら、毎年同じような事務作業ではなく、よりステップアップできる仕事を求めるのも自然な流れなのかもしれません。そして、男性も日本よりはるかに家事や育児に協力してくれるので、女性だけにすべての負担がかからないことも大きいのではないかと思います。職場の同僚に聞いてみると、意外にもアメリカでは男性が料理担当ということも多く、料理が苦手でそうでない場合は後片付けは男性が行っているようです。(すべて女性任せでいては、冗談ではなく、離婚の原因になりかねないようです・笑)

出張先の片田舎の町にある会社でも、うまくスケジュールを組み、朝早く出社して3時や4時帰りの女性もいれば、より上の地位の女性になればなるほど、フルタイムでバリバリと働いています。日本の会社ではあまり見かけないように思いますが、アメリカの会社では年齢の高い女性たちも社内で活躍しています。そして、驚くことに、彼女たちはきちんと時代の流れにきちんとついていっています。学生時代にパソコンに触れていた世代ではなくても、ワードやエクセルを使いこなし、ビジネスメールをきちんと書き、部下をマネージし、業務時間外でもi phoneで会社のメールを確認して適時に返信をしています。アメリカではリストラも恒常的に行われているので、きちんとしたビジネスパーソンでない限り、社内に残って昇進していくことは難しいのが実情です。

きちんと働きたい女性にとってアメリカは居心地が良い環境ですが、驚くことにアメリカでは産休や育休は日本に比べてはるかに短いです。
一般的には、両方合わせても最長3ヶ月ぐらい。
制度として、どの会社も日本のように手厚い産休や育休を認めていず、また、競争の激しいこの国では、1年も仕事を休んでいては、そのポジションはあっという間に誰かに奪われてしまうのです。
私の友人たちも、どんな事情があっても3ヶ月で職場復帰し、シングルマザーの子は保育園に子供を預けながら、通常通りに業務をこなしています。
何でも高いマンハッタン。保育園代は最低でも2000ドル(20万円)はするので、共働きでも奥さんの収入はほとんど保育園代に消えていくことにもなりかねませんが、自分のキャリアを追求し、社会で活躍している女性たちが多いのは、アメリカ社会の大きな特徴です。

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この週末はハロウィンでした。アッパーイーストのタウンハウスには、ハロウィンの飾り付けもハロウィン

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街ではこんな子たちを見かけました。右側の子は、セーラームーンの仮装のようです。セーラー服に、昔日本で流行った黒いナップサックを下げていてビックリ。


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