NYから世界を考える

日本人もビックリの韓国お受験事情

どの国にもその国なりのお受験事情があり、こちらで出会った様々な国から来た友達は、そうしたお受験をくぐり抜けてやってきた人たちですが、そんな各国事情を聞いていて一番驚くのは、韓国人の猛勉強。韓国人がNYに多いのは、韓国の激しい受験戦争と大いに関係があるのですが、韓国の高校生、大学生の暮らしぶりには目を見張るものがあります。韓国は日本と同じく、良い企業への就職には良い大学への入学が必須、そしてそのために、高校時代の受験戦争は過熱の一途をたどっています。

ウォール街のNasdaq OMXオフィスからマンハッタンをのぞむ

この都市へ英語を磨きにやってくる韓国人の数は、日本人をはるかに上回っています。日本の国際競争力の危機は、こんなことからも痛感します。
いろんな韓国人にリサーチした結果判明した、韓国人高校生の一日はこんな感じ

朝~夕方 日本の高校と同じく学校で授業を受ける

放課後~夜10時 学校の教室に残り、自習

放課後は塾へ直行する日本の高校生との大きな違いの1つです。「自習」とは言っても、教室に監督の先生が残って見張っているので、強制的に全員残されることになります。

必然的に夕食も学校でとることになるため、みな昼食と夕食と2つのお弁当を持参。2つも持っていくのは大変なので、学食で夕食を済ませるひとも。学校内には、長時間の勉強のお供になるようなジャージ等を売っている生協のようなお店も充実。

夜10時~深夜1時 学校での自習後、塾で勉強

塾は日本と同じような位置づけ。学校の先生以上に受験のノウハウに長けているため、みな学校での自習後は塾へ直行。基本毎日通うそうです。

深夜1時~3時 帰宅&さらに家で勉強。
聞いているだけで気が遠くなりそうな生活ですが、これが標準的韓国人の1日のようです。

ビックリして、何人かの韓国人に聞いてみたのですが、みんな同じ話をしていました。
あまりにも非人間的な生活ですが、みんながそうしているから、良い大学に入るためには、この生活をしなければならないそうです。毎日が必死で、こうした生活に疑問を持つヒマすらないようです。
次回は、こうして猛勉強を切り抜けた韓国人の大学生活と、韓国人の誰もが認める韓国のNo1企業の実態に迫ります。


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