お知らせ

最初の記念日☆

今からちょうど1年前の2009年8月11日、ニューアーク空港に降り立った瞬間から、私のNY生活は幕を開けました。

10年間想い続けた憧れの地で、やっと生活が始められるという思いでいっぱいだった私に、みんなが想像するような「不安」という言葉は全くありませんでした。

といっても、「期待」で満ち溢れていたわけでもありません。

新しい生活があまりに未知だったので、期待する対象が全く想い浮かばなかったのです。

観光で何度も訪れていた大好きな街だけれど、旅行と生活は別物で、見聞きすること全てが新鮮で、毎日キョロキョロしながら、地図を片手に街歩きをしていた日々は、ついこの間のことのようです。

この1年間は、決して平坦な道のりではありませんでした。

ルームメートのいじめに始まり、生死をさまようぐらいに苦しんだ食中毒、親切に近づいてきた日本人女性が実はネズミ講の勧誘だったり、、、様々な人々がうごめく大都会で、「常識」や「信用」、「信頼」を覆されるような出来事に遭遇したことは1度や2度ではありません。

しかし、そんな環境でもやっぱり日本に戻りたいと真剣に思ったことがないのは、そんな体験を吹き飛ばすような魅力がこの街には備わっているからだと思います。

出会いや運とは不思議なもので、良い巡り合わせがやってくると、そこから加速度的に自分の周りであらゆることが変化を始めます。

NYが好き、という想いでやってきたけれどほとんど知り合いもいなかったこの街で、最近は、家族さながらに面倒をみてくれる人が現れたり、何かあったら迷わず電話をできる親友と出会ったり、異国の地でお互いに協力していきましょうと心強い言葉をかけてくれる人が出てきたり、いつでも時間を惜しまずに相談に乗ってくれる人と知り合ったり、国も文化も違うのに一緒に笑って楽しい時間を共有できる仲間ができたり、いつでも英語の指導をしてくれる人に巡り合ったりと、この1年で私の環境は大きく変化しました。

「日本で働いていた会社を辞めるなんて変なことする人にはなかなか出会ったことない」とか「ずいぶんもったいないことしたねー」と言われ続けてきた1年だったけれど、大好きなこの街で、毎日少しずつ少しずつ築いてきた生活の基盤は、1年という長い歳月をかけて、やっと少し形になったのではないかと想います。

2年目の今年は、その基盤をもっと強固なものにしていけるように、1歩一歩着実に歩んでいけたらと思いながら、NY1周年記念は、親友を集めてお祝いしました。

このブログでは、NYの四季や街の魅力を紹介するだけでなく、NYで生活して初めて分かったあらゆる出来事を盛り込んでいけたら、と思います。

日本国内にいたときには気づかなかったアメリカ人の日本像、NY在住日本人から見た今の日本、世界の人々から見た日本そして日本人、世界の常識・非常識、英語上達法等々を情報発信していけたら、と思っています。

1年後の2周年記念日に、私はどんなことをここで綴ることになるのか、いまは全く想像ができませんが、それがまた楽しみでもあります。
1年間、色々な形で私をサポートしてくださったみなさま、どうもありがとうございました。

これからも、どうぞこのブログと私をよろしくお願いします。

2010年8月11日 NYに恋して☆管理人


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