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観光客に夢を売るはずが・・・

NYで観光客が一番集まるのは、やはりタイムズスクエアでしょう。
年末のカウントダウンのイベントが有名ですが、タイムズスクエアには、毎日多くの人が、昼夜を問わず集まっていますわんわん

そんなタイムズスクエアの名物といえば、着ぐるみのマスコットたちクマ
ディズニーランドであれば、ミッキーやミニーに会うのは大変だったはずですが、タイムズスクエアでは、数メートル以内にミニ-ちゃんが2匹いたり、他にもセサミストリートのキャラクターやキティちゃん、アニメのキャラクターがたくさん歩いています。

最近、新聞やテレビを賑わしているのは、そうした着ぐるみマスコットたちへのチップについて注意
先日、スパイダーマンの着ぐるみを着た人が警察官への暴行で逮捕されたり、観光客に高額なチップを要求することが問題となるなど、着ぐるみマスコットの素行の悪さも目立つ中、NY市当局は、その規制に乗り出しました。

きらめくネオンに囲まれた広告塔の中で、着ぐるみマスコットと写真を撮れたら別世界のように感じる観光客の方々も多いのかもしれませんが、着ぐるみのマスコットたちは、一緒に写真を撮る代わりに、常識を超えた額のチップを要求することもあるようです。
レストランでの食事とは違い、ただ1,2枚の写真を撮ることに対してチップがいるのかどうかは判断が分かれるところですが、本来チップは心付けなので、こうしたケースでは、払ったとしても1ドル程度、払わなくても良いのではないかと思います。

NY市当局は、着ぐるみマスコットへのチップは法的に定められていないとして、「マスコットへのチップは払わなくても大丈夫です。」というキャンペーンを打ち出し始めました。そもそも、着ぐるみマスコット自体を廃止しよう、という意見もあったようですが、どうやらアメリカ憲法では、「表現の自由」が認められていることから、マスコットの廃止は、この憲法に抵触することになるために、できないようです。
アメリカには自由人が多く、特にNYでは、様々な人種がいるので着るものもばらばら、路上や地下鉄で音楽やダンスを披露する人がいたり、アメリカ人は日本人と比べてはるかに表現力が豊かだと常々思っていますが、それは、こうした憲法で保障されている表現の自由による影響も大きいのかもしれません。

個人的には、タイムズスクエアの着ぐるみマスコットはあまり好きではありません。
観光客には親切ですが、現地の人と分かると、お金を落としてくれないと思い、態度が豹変するマスコットが多いですDASH!
何とも現金ですが、私がたまに写真を撮ろうとすると、わざと写真が撮れないように、動いたり、さ~と去って行ってしまったりするのです。

また、マスコットになりきっていない中途半端なキャラクターも多いのには幻滅です。

今日は、そんなタイムズスクエアの日常風景を少しご紹介します。

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ミニーちゃん。首のあたりに注目です。。茶色に染めた髪の毛が飛び出しています…。

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タイムズスクエア近くのデリで休憩している着ぐるみたち。

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暑い夏の昼下がり。こんなに豪快に寝ている大道芸人もあせる

公にチップ不要となったマスコットたち。彼らの運命はどうなるのでしょうか?


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