初めて訪問される方へ

私がNYへ渡るまで4

この記事は、私がNYへ渡るまでの想いや転機となった出来事について書いています。
連載記事ですので、過去3話がまだの方は、こちらからどうぞ。
ご挨拶&私がNYへ渡るまで
私がNYへ渡るまで2
私がNYへ渡るまで3

社会人生活にも慣れて3年が過ぎた頃から、私のNYへの想いは再燃しました。
会社での年間のサイクルが分かるようになったこともあり、このままこの環境にいたら、あと3年後、5年後と同じようなパターンで私の人生は進んでいくのだろうなぁ、というおぼろげながらキャリアの道筋もなんとなく見えてきた頃でした。

私の目標は、ただNYへ行くことではなく、NYで仕事をして、そのままNYに住むというものでした。旅行でちょっと行っただけの都市にずっと住もうという発想には普通はならないと思いますし、NYに住んでいる人の中には、まずはお試しで3ヶ月ぐらい来てみてから本当に合っているかを確認してから、本格的に居を移したという例もあります。
しかし、「NYに恋して」いた私には、そうした発想は全くありませんでした。どんな形で、どうやって実現するのかは分からなかったけれど、いずれNYで暮らす、ということを自分に固く誓っていました。

まずは、NYで暮らしている人たちの情報を参考にさせてもらおうと思い、夜な夜なインターネットでブログを渡り歩きました。
NYについて書いているブログはたくさんあっても、NYへ渡るためにどんなことをしたら良いか、どんなことを考えたら良いか、を発信しているブログは皆無でした。

最終的に参考にさせてもらったのは、たった一つのこちらのブログです。
NY日記COLORS
NYへ渡るにあたって情報源がこのブログしかなかったので、過去記事も含めてとにかく全ての記事に目を通しました。このブログは主宰者の日本への完全帰国により、残念ながらもう更新はされていませんが、NYで荒波にもまれて奮闘しながらも、充実した日々を送っている筆者の姿が力強い文章とともに綴られていて、その当時、私がNYへ渡ったら書いてみたいなと思うような記事が多く載っていました。

筆者の方は、語学学校を経てNYのコミュニティーカレッジ(日本でいう短大)へ通ったのですが、それだけでは物足りなくなり、大学への編入を果たし、なんとリーマンショックであちこちで大量リストラが行われていた時代に、H1Bビザ(米国で一番一般的な就労ビザ)をサポートしてくれる会社(通常景気が悪くなると、ビザをサポートしてくれる会社を探すのは針の穴を通るぐらい難しいです。)を見つけて就職し、アメリカで数年に渡って働いていました。

彼女がいかにして仕事を探し、そしてビザのサポートまでしてくれる会社と出会ったのかといった記事はとても参考になり、私のNYでの就職活動の際にも大いに参考にさせていただきました。
また、何を聞いたのか思い出せないのですが、ネットではどうしても得られない情報があり、このブログの主の方にメールで問い合わせをしたりもしました。
全く面識がない上に突然の連絡だったため、返事が来なくてもいいや、ぐらいの気持ちで送ったのですが、丁寧なお返事をいただき、私が憧れる生活を実現している方からのメールに胸が踊りました。(そんなこともあり、私は本気でNYへ渡りたいと思っている方を心から応援していて、そういった方たちのお役に立てたら、という思いもあり、NYでの仕事の見つけ方についても、時々記事にしています。)

こうして、私のNY行き計画は、水面下で少しずつ動き出していったのです。

(続く)

 


+1

-初めて訪問される方へ

© 2024 NYに恋して☆