ビジネス文書にまつわる驚くべき英語のルール

海外で暮らしていると英語が上手くなるというのは、ある意味、正しくないと思います。

語学学校に行ったり、英語のマンツーマンレッスンを受けたりしていたら別ですが、大学や大学院、仕事の場は、英語を「習う場」ではないので、自分の英語を誰かが直してくれるという機会はまずありません。

そのため、ネイティブが書くビジネスメールを真似してみたり、ネイティブがよく使う表現を同じように言ってみたり、と自分で相手の技術を「盗んで」いかない限り、英語が上達することはありません。こうしたことに意識的に取り組んでいる人はあまり多くないように思いますが、毎日の小さな積み重ねが大きな違いにつながると私は思っています。

 

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ブルックリンのおしゃれ台湾料理屋さん、Win Son。少し不便な場所にありますが、どれも絶品でした!

おととい、私が書いた外部提出資料を上司が査閲したのですが、内容だけでなく、細かい表現があちこち直された文書が戻ってきました!大勢に影響を与えない細かい部分にここまでこだわって時間をかけて直してくれた人がいることに驚くと同時に(いつも忙しくしているニューヨーカーはこういったことに時間はなかなか使いません)、せっかく直してくれたので、何がおかしかったのかを一つ一つ分析していたのですが、その中で、驚くべきことを学びました。

 

私の表現 in contracts with some of the customers

上司の表現 in some contracts with customers

 

かなり細かい違いに見えますが、私の表現はどこが間違っているのでしょうか??

文法的には正しそうに見えたので、親切なアメリカ人の同僚に聞いてみました。

 

すると、どちらの表現も文法的には合っているのですが、「正式な文書の場合は」上司の表現がより適しているそうです。

 

どうしてでしょうか??

 

同僚によると、正式な文書だったりプレゼンテーションだったり、といった場では、より強いインパクトを与える短く簡潔した表現が好まれるため、”of”や”for”といった助詞はなるべく省いた言い回しを使うそうです。

 

もっと分かりやすい例で言うと、外部文書やプレゼンでは、”meeting preparation”と言う方が、”preparation for the meeting”と言うよりも適しているそうです。

 

後者も文法的には正しい表現で、通常の会話で使う時には、どちらの表現でも問題ないようです。

 

アメリカ人は、長いメールは全部読むことをしないので、私の同僚は、ビジネスメールでもこうしたことを意識していて、一度書いたメールを何度か読みなおして、上記のような場合には、”meeting preparation”という表現のほうに直しているそうです。

 

今まで長いこと英語を学んできた中で、こうした事実は初めて聞いたのでとても驚くと同時に、英語の奥の深さを再認識しました。

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