ニューヨーカーの出会い方

先日、読者の方から、ニューヨーカーはどこでどうやって恋人と出会っているのでしょうか、という質問がありました。日本でも「Sex and the City」が大ヒットしたので、あんなドラマのような世界が繰り広げられているのではないかと思っていらっしゃる読者の方も多いかもしれません(笑)

ついに点灯!ブライアントパークのクリスマスツリー。

私は大きな音がするところや人混みが好きではないので、渡米当初は興味本位で行ったりもしたクラブに行くこともなければ、あまりお酒を飲まないのでよほどのことがない限りバーに行くこともほとんどなく、週末は日本人の友達と遊ぶことが多いので、正直なところ、「本当の」ニューヨーカーの暮らしぶりはいまだに見えないところも多いですが、今までの生活からの考察という形で書いてみます。

ニューヨーカーと言った時、たぶん私たちが一番最初に思い浮かべるのは、ニューヨーク(しかもマンハッタン)出身のアメリカ人だと思いますが、実際、そうした人たちはごく一握りです。マンハッタンは生活費も家賃も高いので、マンハッタンで子育てをする人は少なく、独身時代はマンハッタンに住んでいても結婚や出産を機にニューヨークの郊外へと移っていく人は多いです。そのため、生まれも育ちもマンハッタンという人は日本で言えば六本木や千代田区一番町で生まれ育ったというような感じなのです。そこで、ここでは、ニューヨーカーは、ニューヨークに住んでいるアメリカ人と定義したいと思います。

また、ニューヨークは土地柄、移民もとても多く、そうした彼らもニューヨーク生活が長くなれば立派なニューヨーカーですが、ここでは、ニューヨークはあくまで第二の故郷である人ということで、彼らは移民と呼ぶことにします。

ニューヨークは、街中がホリデーモードで、華やいでいます。

ニューヨークのカップルは、大きく分けると、ニューヨーカー同士のカップル、ニューヨーカーと移民のカップル、移民同士のカップルに分けられ、どのパターンからにより、出会い方も異なっています。

一番一般的なニューヨーカー同士のカップルですが、彼らの出会い方は、近年のインターネットの発達により大きな変化を遂げました。インターネットが普及する以前であれば、Sex and the Cityにあったように、blind dateはわりと一般的でした。blind dateとは、誰かの紹介のもとに知り合う方法ですが、面白いのは、紹介者は最初にそれぞれに相手の連絡先を渡すだけで、その後のやり取りは紹介者抜きで進みます。紹介者の人は、自分の友人の中からきっと合うだろうという男女を厳選する上、紹介に値する人しか紹介しないので、アメリカでは昔は確実に異性と知り合う方法でした。

しかし、最近では、blind dateをしているという人を聞いたことがありません。
それは、インターネットの発達で、オンラインでの出会い系サイトが急速な発展を遂げたからです。オンラインの出会い系サイトというと、とても怪しい響きかもしれませんが、ワンクリックで何でも欲しいものが手に入るアマゾン発祥の地、アメリカ。そして無駄な時間は使わずに合理的に物事を進めようとするアメリカ人。彼らにとって、オンラインで異性と出会うことに全然抵抗がないのです。

究極的なところ、学生時代から付き合っている人と学生結婚をしたり(若くして結婚するユダヤ人のようなケース)、社会人になって結婚した人を除き、皆社会人のある時点でシングルの状態を経験していることになりますが、そうした人たちの中で、オンラインの出会い系サイトを使ったことがない人はいないといっても過言ではないほどに、アメリカでのオンラインの出会い系サイトの普及率は高いです。

オンラインの出会い系サイトにも様々な種類があるようで、本気で結婚相手を探す人用からちょっとした友達感覚で異性の友達を探すものまで、色々な種類のものが出回っているそうです。また、ユダヤ人同士の出会い系サイト(一口にユダヤ人といっても、派閥や信仰度合いは異なるので、詳細な質問に答える形でプロフィールを作成することで、自分と同じテイストの相手を探すことができるそうです。)や同性愛者向け出会い系サイトも、需要があるのは、アメリカならではかもしれません。

統計データを見たことがないので分かりませんが、私の感覚では、たぶん、ニューヨーカー同士の出会いで一番多いのは、学生時代からの付き合いかオンラインでの出会いです。それ以外に、ホームパーティーというのも一般的です。アメリカでは誕生日会や引っ越し直後のhouse warming party、また、特に理由もなくホームパーティーをすることも多く、そうした場には、主催者が呼んだ友人がそのまた友人を連れて参加することもごく普通ですので、そうした中で気が合う相手と出会うこともあるでしょう。また、ホームパーティー以外でも、イベントの多いニューヨークでは、あちこちで色々な催し物があるので、そうした場で出会うケースもあるかもしれません。

その他、Sex and the Cityでもあったように、バーやクラブで出会うこともあると思います。以前、アメリカ人の同僚の女の子たちが、素敵な人に出会えるバーとして有名なお店がマンハッタンにあることを話していました。お酒をあまり飲まない私はバーなんてどこも同じだと思っていたのですが、彼女たちによると、お金持ちの男性が多いウォール街のバー(ウォース街で働く人はすごく多忙なため、会社近くのバーで一杯ということが多いそうです。)や、近くに法律事務所があるためステイタスの高い男性が集まると言われているミッドタウンイーストのバーなど、ニューヨーカーの間で、出会いの場として人気のバーは存在するようです。以前勤めていた会社の目の前にあるバーもそんなバーの一つだったようで、会社の同僚の送別会で行った時、明らかに声をかけるための女性を探しているスーツ姿の男性を見かけたことがあります。日本の場合、飲みに行くというと、着席式が多いので、飲み屋で誰かと知り合うことはまずないと思いますが、アメリカでは、バーカウンターで立って話しながらお酒を飲むことは普通なので、こうしたことが可能なのだと思います。

そして、アメリカでごく少数の出会いは、もしかしたら日本では今でも一般的だと思われる職場での出会いです。以前、こちらのブログで何度か書いたことがありますが、アメリカではオンとオフをはっきり分けているので、オンの場で、オフで過ごす人と出会うということは、なかなかないことなのです(過去記事は、「NYで働く」内の記事をご参照ください。)

ニューヨーカーと移民のカップル、移民同士のカップルについては、また追って書いてみたいと思います。

ニューヨーカーの出会い方」への3件のフィードバック

  1. nico の発言:

    オンラインでの出会いは日本では隠しているのか、あまり聞いたことがなく、周囲で聞いた人は一人相手はで外国人でした。

    オンラインでって本当にニューヨークっぽいといえばぽいですよね。
    ちなみに有名なサイトは確か以前のブログで教えて頂いたサイトなのでしょうかね。色々流行りのサイトなどあるのですか?

    学生時代はとてもわかります。
    日本も学生時代か職場が圧倒的ですよね。
    私もお付き合した数人は職場だったし、周りもほとんど結婚した相手は職場でした。

    ニューヨークではオンとオフでそのようなことが少ないのも納得です。

    パーティーなども確かに出会えるきっかけになりそうですよね。
    日本ではパーティーは少し違いますが合コンで出会えますものね。
    弟は合コンで結婚したのでそういった
    ことに顔を出すことで相手を見つけられそうですね。

    興味深いところを詳しく教えて頂きありがとうございます!

    移民が多いニューヨークでは
    宗教のこともありますし様々な
    パターンの出会い、お付き合い
    日本とはまた全然違うんだろうなって
    読んでいて更に想像が膨らみました。

    マンハッタンに住む家族はほんの一部なんですね。それは東京も同じですよね。
    ドラマのSex and the Cityのミランダも
    家族でブルックリンに引っ越したことを見ると子供ができたり増えるとそれが現実なのかもしれないですね。

    いいね

    • アメリカ人は、変なところで日本人からは考えられないぐらいオープンなので、どこで知り合ったのー?と聞いて、普通にオンラインだよ、とか、オンラインで相手を探している、と自然と話しています。オンラインのサイトは、友人によると、色々あるらしいですよ。この間お伝えしたのは、一番有名なものです。

      マンハッタンで子供が生まれたら、2ベッドルーム以上は必要(アメリカでは、子供が生まれた時から、子供と夫婦の寝室は分けるので、子供一人でも最低2ベッドルームは必要です。)だと思うのですが、そうすると、一体いくらあったら住めるのでしょう?というような世界です。旦那さんがウォール街のバリバリ金融マンか弁護士であるか、もしくは、夫婦ともに安定した高いお給料の仕事出ない限りは難しいと思います(マンハッタンの託児所は一人月2000ドルします!)
      そういッタ意味でも、Sex and the Cityはドラマとは言え、色々現実面に沿った描写も多いと思います。ミランダは弁護士ですが、お相手さんは彼女のように稼いでいる方ではなかったので、マンハッタン住まいは厳しくなってしまいそうです。

      今までニューヨーク出身のアメリカ人に仕事でたくさん出会いましたが、マンハッタン出身の人は2、3人しか聞いたことがありません!皆ニューヨークといってもアップステート(ニューヨークの北側)かロングアイランド(ニューヨークの東側)出身です。

      いいね

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中