もう悩まない!ドアマンへのホリデーチップガイド

ニューヨークの冬の風物詩、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーも点灯式を終え、今日から12月。ホリデーシーズン真っ盛りです。
ブラックフライデーでの買い物、ホリデーパーティーや忘年会、年末年始の旅行など、出費の多いこの時期ですが、忘れてはいけないのが、ドアマンへのホリデーチップ。

ドアマンはもともと毎月お給料をもらっているのに、なぜホリデーシーズンに住民がわざわざチップを払わないといけないのか、と不思議に思う方もいるかもしれませんが、日本でいうお歳暮のようなものと言ったら分かりやすいでしょうか。日本であれば、お歳暮であからさまに金額が分かるようなギフトカードのようなものを贈ることはまずあり得ないと思いますが、アメリカ人は、モノよりお金という分かりやすい人種なので、ホリデーチップは、お金で渡すことになります。

ニューヨークのアパートは、小さな建物であれば、ドアマンなし(その分、家賃も安い)の物件もありますが、コープやコンドと呼ばれる形態の大型の建物となると、ドアマンが24時間ビルに常駐しています。アメリカのドアマンは、宅配物は全て受け取って荷物置き場に保管しておいてくれたり、どんなに大型住宅でも、住民皆の顔を覚えていて、知らない人がビルに入ろうとしたら引き止めてくれたりするので、防犯上もいるとありがたい存在です。

そうしたドアマンたちへのホリデーチップは、ニューヨークでは慣例となっていて、ドアマンたちは、この臨時収入を楽しみにしています(現金や小切手で渡すため、直接彼らの懐に入り、本来は違法ですが、ドアマンたちにとっては確定申告しない収入なのです)。

ニューヨークらしいタウンハウスが立ち並ぶMurray Hill。こうしたタウンハウスは、富豪が1棟丸ごと所有しています。ドアマンはいませんが、お手伝いさんは何人もいることでしょう。

ある不動産屋さんの情報誌によると、ニューヨークタイムズ紙では、1911年から、ドアマンへのチップの金額を度々記事にしているそうです。明確な金額のルールがあるわけではないだけに、昔からニューヨーカーたちの頭を悩ませているのです。この情報誌によると、ドアマンへのアンケートでは、彼らが欲しいと思う額を答えるため、実際の受取額より高めの額の回答となり、住民へのアンケートでは、実際の支払額よりも少なめの結果が出るようです。他の人より少し多くあげてドアマンたちからの印象アップを狙う人は、過少申告するからです。どちらにしてもなかなか信用できるデータは取れないようです。不動産屋さんが、両サイドの回答を総合し、また、実際に付き合いのあるドアマンに聞いた結果によると、1世帯あたり50ドルから100ドルが相場のようです。(立地の良いビルや人気あるエリアにあるようなビルの場合は、100ドルにしたほうが無難です。)

ただ、これも、ドアマンとの付き合いによりけり。通常の業務範囲外のことをいつもやってくれているドアマンにであれば、150ドルや200ドルをあげた方が良いでしょう。

ブライアントパークのスケートリンクもオープン。

どんなに大所帯のマンションと言っても、恐ろしいことに、ドアマンたちは、どの世帯がいくら払ったかをだいたい記憶していますので、チップをケチってしまうと、翌年今まで通りのサービスを受けられないといったことにもなりかねません。

この情報誌によると、1000ドルものチップを払う人もいるそうです。こういう人に対してドアマンは、留守中にペットへ餌をあげたり、タクシーを呼んだり、大きな旅行鞄を運ぶのを手伝ったり、未練あって訪ねてきた昔の恋人を追い返したり、さらには、複数のパートナーがいる場合、それぞれのパートナーに掛け持ちしていることがバレないように働いたり、とかなり色々なことをしているようです。

多くあげる分には、自分の懐は痛みますが、ドアマンたちはハッピーです。ただ、間違えて少なくあげてしまうと、翌年の生活の満足度が低下する可能性があるので、注意が必要です。

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