コロナの今、利用したい交通手段とは?

コロナにより、NYの地下鉄にもかつてない変化が起こっています。ロックダウンが始まった3月後半以降も24時間営業を続けていた地下鉄ですが、non essential事業に従事する人たちが完全に在宅勤務に移行し、不要不急以外での外出もなくなったことにより、地下鉄はもっぱらessential事業に従事する人たちの移動手段となっていたのですが、夜はホームレスの寝床となり、そこでのコロナの感染拡大が大きな問題となりました。

NYへ一度でも来たことがある人は必ず感じることと思いますが、NYの地下鉄は汚いです。車両は古いですし、車内は床から窓から、座席、手すりにいたるまで、最後に掃除されたのはいつだろうと思うほどの汚さです。また、どの駅も線路はゴミだめ、そして駅のホームも驚くほどの古めかしさです。古くても手入れがされていればこのように感じないと思いますが、NYの地下鉄にはそのようなことは全くないため、NYの地下鉄と言えば汚い、というのが誰もが感じる現象となっていたのです。

コロナの前でも、日中などにたくさんの荷物を抱えたホームレスが車両の端の方にいることは日常茶飯事でしたが、コロナにより乗客が大幅に減り、特に真夜中にガラガラとなった地下鉄にホームレスが寝床として集まり出してしまいました。どのような時でも24時間営業で知られたNYの地下鉄ですが、コロナ対策として、深夜1時から5時まで完全に運行が停止となり、その代わりに、大々的に清掃が行われることになりました。

コロナになってから登場したsocial distancingを守るように、という足形。ホームで電車を待つときの他人との距離の目安としてホームのあちこちにこうした足形が描かれています。

NYの地下鉄がどれだけ綺麗になるのだろう、というのは、ニューヨーカーたちの間でも大きな興味の対象となりましたが、実際、驚くほどの綺麗さでした。MTA (Metropolitan Transportation Authority。NYの地下鉄とバスはこの会社1社の独占です)の職員が日々かなり熱心に清掃してくれていることに加え、深夜の地下鉄からのホームレスの締め出し、さらに乗客の大幅減少で汚れる要素がなくなったのです。お昼ぐらいに乗っても、消毒液の匂いが充満していることもありましたし、深夜以外の時間帯にも窓を拭いたりしている職員を見かけることもあり、思わず写真をとってしまいました。NYでは前代未聞の出来事です。

しかし、不特定多数の人が行き交う駅に行って地下鉄に乗るのを避けたい人が多いことも事実です。それに対して、注目を集めているのがバス。バスは、車内での案内が不親切なこともあり、降りる駅を間違えやすいなどから、慣れるまではなかなかハードルが高いです。でも、地下鉄に比べて駅と駅の感覚が狭いので、多少間違えてもそんなに痛手ではありません。

悲しいことに、コロナが始まってすぐの頃、多くのバスの運転手がコロナに感染し、命を落としてしまいました。そのため、バスの運転手さんたちの安全のため、バスの前4分の1ぐらいのところにビニールで仕切りを作り、それより前には誰も座れないようになりました。それに伴い、乗降車は後部ドアから。通常は前のドアから乗って乗車賃を払うのですが、それができなくなったため、バスは完全に無料。思い切った政策ですが、必要なことは、大胆に行うのがアメリカ流。そこに忖度、という言葉は存在しません。

黄色のチェーンがあるところにビニールが。ここより前には行けません。暗黙の了解で、2人がけの席には1人しか座りません。

最近は、毎日34度ぐらいの猛暑が続いていますので、ちょっとした移動にバスはとても便利。しかも無料なので(通常は1回$2.75)気兼ねなく乗れますし、家の近所を色々便利なバスが通っていることを発見して、もっぱらバス派になっています。

 

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