NY市長が示したレストラン業界の”New Normal”

ニューヨークの街は、今皆懸命に自社ビジネスのケアに追われています。6 feet (およそ1.8m) 以上のソーシャルディスタンシングが求められ、大勢が集まる状況は回避しなければいけない中で、コロナ前と同じ状態で事業をできる会社はないと言っても過言ではありません。

久しぶりに出かけたグランドセントラル駅付近も、がらがらで寂しげです。

どの事業も生き残りに必死ですが、その中でも、私たちの生活にも密接なつながりがあり、さらには、今までニューヨークの街を支えてきた一大ビジネス、レストランビジネスの行方を危惧する人は少なくありません。

現に、知っているレストランだけでも、老舗の日系レストランを含めて、かなりの数のお店がコロナがきっかけで店じまいをしました。

ニューヨークのレストランは、3月後半のロックダウンからしばらくは、テイクアウトとデリバリーのみ。7月に入り、レストランでの食事が解禁になりましたが、屋外飲食のみ。店内飲食の目処はいまだたっていません。

先日、アメリカ人には「忖度」はないという記事を書きましたが、その分、思考も柔軟で、あれよあれよという間に、状況に応じて新しいルールも作られていきます。その典型が、屋外飲食のルール。

外でどうやって食べるのかと思う人も多いと思いますが、お店の目の前の歩道にテーブルを出すだけでなく、一定のルールのもとに、車道にも席を設けることが認められたのです!

そして、雨後の筍の如く、あちこちで、屋外飲食席が誕生しました。夏時間で日が長く、8時半ぐらいまで明るいニューヨークで、外での飲食はとても気持ちが良いです。もともとおしゃれなバーが立ち並ぶウエストビレッジを見て、こんなに多くの人が外で食事を楽しんでいるのはパリのよう!なんて話している友人もいます。

カフェの屋外席が少ないので、きちんとしたレストランですが、パソコンを持ち込んで仕事をする人たちも。

念には念を入れて、未だに店内飲食の見通しが立っていないニューヨークですが、この屋外飲食は、少なくとも10月末まで行われることが先日市長から発表されました。

そして、同時に発表されたのは、これは来年以降も続くことになったのです!来年夏にはコロナはなくなっていると誰もが信じていますが、ニューヨーカーが車道に作られた席での屋外飲食を楽しんでいる様子を見て、ニューヨーク市長が、来年以降も夏の間はこの制度を実施すると決めたのです。これぞ”New Normal”

ブルックリンのグリーンポイントのポーランド料理。寒い国独特で、ボリュームが多いことで知られるポーランド料理。このスープは特大サイズですが、前菜です。

今まで車道でごはんを食べるなんて考えたこともありませんでしたが、そんなことが早々と制度化されるのは、アメリカ、それもニューヨークらしいと思いました。

こうして、自然な形で、ポストコロナの”New Normal”は生まれていくのかもしれません。

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