米国大統領選挙のその後

世界中が注目したアメリカ大統領選挙の投票が終わってから1週間が経とうとしています。なんだかもうだいぶ昔のことのように感じますが、この1週間、色々なニュースに皆が翻弄されっぱなしだったような気がします。

私はアメリカへ渡ってからニュースを見る目がすっかり変わりました。同じニュースでも、アメリカと日本のメディアでは報道の仕方が全然違うことに気づいたからです。また、同じ国の中でも、メディアによって報道内容は異なります。究極的には、真実は、自分が「自分の」目で見たり、耳で聞いたりしたもののみ。どのメディアも、そのメディアなりの立場があるので、自分が流したいことと合致する情報を集めてそれをまとめて報道しています。コロナの時にも、そのことは強く感じました。ニューヨークが危険な都市であるというあらゆる動画が流されていましたが、実際、ブルックリンに住んでいる私は、動画で見るような恐ろしい場面は全く目にしていません。もちろん、外出は必要最低限に控えていたので、買い物など本当に必要なこと以外で外へは行っていませんでしたが、私が住んでいた地区は、ブルックリンで初期の頃に患者が発見され、いっときは感染者数がかなり多かった地域です。一体何が本当なのか分からない状態が続きました。

今回の大統領選挙も同様で、主要メディアでは報じていませんが、一部の混戦州では最初の集計に誤りがあった(不正工作が行われていた?)とのことで、再集計が行われているようです。

投票日から4日後の11月14日のお昼頃、普段は静かな住宅街にある我が家ですが、外で歓声が聞こえて、バイデン氏の当確という報道が流れていることを知りました。ただ、これは、再集計の集計結果は反映されたものではありません。つまり、再集計の結果次第では、まだ結果が分からないそうです(今はインターネットの発達により、主要メディアが報じなくても、そうした情報は手に入るようになりました)。

自然発生的に集まった人々。

正直なところ、どちらが大統領になっても、私の人生全体の幸福度はそんなに変わらないでしょう。ただ、防衛のような国家として重要なことをアメリカに依存している日本の状況を考えると、日本の平和と安全のことをきちんと考えてくれる人に大統領になってほしいと思います。

バイデン氏当確報道があった日のニューヨークはお祭り騒ぎのような状態でした。ニューヨークは南北に長い州ですが、マンハッタンを始めとするニューヨーク市がある南部は圧倒的に民主党派。天気の良い土曜日だったので、家から飛び出してきたニューヨーカーたちが、あちこちで自然発生的に集まってどんちゃん騒ぎ。家から音が鳴るものをと、鍋とスプーンを持って飛び出してきた人たちや、子供のタンバリンを鳴らす人、大音量でクラブさながらに外で音楽を流し、それに合わせて踊りだす人たち。11年住んでいてこんな光景は初めてです。ヤンキースが優勝した時にも、ここまでのお祭り騒ぎはありませんでしたが、どうやらこんなことが起こったのは歴史的にも初めてぐらいの出来事だそうです。

筆で何を書いているのかと思ったら、“It’s a new day for Democracy”
ビートルズの音楽を誰かがひたすら演奏してそれに合わせて盛り上がる人々。ベトナム戦争反戦運動の時ってこんな感じだったのかしら、と思うような空気感。

来年の1月の大統領就任式にはどちらが壇上にあがるのでしょうか。まだまだ目が離せません。

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