ニューヨーク移住を考えた時に2番目にしたいこと

先日、ニューヨーク移住を考えたときに最初にしたいこと、そして、なぜそれが必要なのかということを書いてみました。

ニューヨーク移住を考えた時に最初にしたいこと
ニューヨークにひそむ誘惑とは?!

今回は、その最初の関門を突破した次のステップのお話をしてみたいと思います。

ニューヨークで何年後にどんなことをしていたいという目標が決まったら、次にしたいことは、ビザの申請といった書類手続きが思い浮かぶかもしれませんが、その前に重要なことが、資金計画です。

駐在員としての渡米ではなく、自力での渡米の場合、ニューヨークへ渡る前、日本にいる段階でニューヨークでの仕事が見つかっているということは、かなり難しいと思います。
そうすると、渡米後一定期間は無職ということになります。

また、3ヶ月以上の滞在であれば、何らかのビザが必要になるので、そのためのお金も必要になります。多くの人は、学校に行くという形をとると思いますので、その場合は、学生ビザの申請が必要です。学生ビザはあくまで勉強のためのビザで、アメリカ国内での就労を固く禁じています(大学生が大学内の施設で働くことは一定の条件のもとで認められていますが、それ以外での例外はまずありません。)ので、学生ビザ取得のためには、銀行の残高証明書をアメリカ大使館に提出して、学校に行っている間生活をするための貯金が十分にあることを示さなければいけません。

アメリカでの生活の立ち上げには、意外とお金がかかります。
家の保証金を支払ったり、不動産屋さんを介して物件を探した場合には手数料の支払いもありますし、学校への学費の支払い、ビザの申請費用(留学斡旋会社を頼まずに自分でできますが、それでもビザ申請費用等諸経費は発生します。)、渡航費等々。
そういったことを考慮し、さらに、仕事が見つかるまでに数ヶ月かかると考えると、その間の生活費も必要です。

貯金が十分にないと、精神的にも不安定になってしまいますし、さらには、ニューヨークでの滞在が思った期間できそうになくなってしまった時に、アルバイトに精を出さざるを得なくなってしまい、結局本当にやりたいことに時間が割けなくなってしまい、当初のレールから大きく外れてしまう危険があります。また、アルバイト先にいる、同じように目標としていたレールから外れてしまっている人たちと集っていると、結局周りの雰囲気とニューヨーク独特の誘惑に流されてしまい、流されてしまっていることにすら気づかないかもしれません。

もともと学生ビザでのアルバイトは禁止されていますので、万が一それが移民局に見つかってしまった場合は、強制送還されてしまいます。
そうなってしまうと、自分の名前に傷がついてしまい、今後アメリカに仕事等の長期で戻ってくることはまず不可能となってしまうでしょう。

それぞれ目標とする滞在期間やニューヨークでの生活水準によって、渡米前に必要な貯金額は変わってくると思いますが、ニューヨークでの暮らしを精神的にも経済的にも余裕があるものとするためには、貯金は多いに越したことは間違いありません。

この時期恒例のホリデーマーケットが始まったグランドセントラル駅構内。

クリスマスオーナメントのお店。

こちらはニューヨークの景色を扱った写真屋さん。

ニューヨークにひそむ誘惑とは?!

帰国子女でもなく日本で生まれ育った私が大人になってからニューヨークへの移住をした経験をもとに、先日、このブログ内に「グリーンカード取得まで」というカテゴリーを作りました。

NY移住を考えている人は、ごくごく少数かもしれませんが、私自身が、留学ではなく、仕事を探すための渡米を考えていた時に、少ない情報の中で綱渡りという状態だったので、自分の体験談が、本気で渡米を考えている人の一助になれば、と思います。

また、ニューヨークには、自力で渡米して輝いている日本人女性がたくさんいるので(日本人男性の場合、会社からの駐在という形の人が多いので、自力渡米というパターンはかなり少ないです。)、なかなか踏み出せないけれど日本で高い能力を発揮している女性たちにとって、人生のある時期、海外で働いてみる、という思い切った行動をしてみることで、もしかしたら、人生の視界がかなり開けるのではないかという想いもあり、この「グリーンカード取得まで」というコーナーは、そうした日本人女性たちへの応援の気持ちも込めています。

ニューヨークで仕事を探すということを考えた場合、人材紹介会社へ登録をする前に、絶対にしておくべきことを前回の記事(こちら)では紹介しましたが、その理由が、その部分がゆらいでしまうと、ニューヨークがもたらす数々の誘惑にはまってしまい、結局何も成し遂げられないまま時だけが過ぎてしまうということになりかねないからです。

その誘惑とは、例えば、遊びの誘惑。ニューヨークと東京は傍からみたら同じような大都市かもしれませんが、ニューヨークの方が遊びの幅は広いと思います。おしゃれなバー、次々にオープンする話題のレストランやホテル、あちこちで開かれているイベントやパーティーにクラブと枚挙にいとまがありません。もちろん、社交のためにそうしたところに行くことも時には必要ですが、もし、本気で仕事や勉強をしようとしていたら、まずはそれにつながることを優先すべきで、そうしていると、そういったところに行っている時間もおのずと限られてくるはずです。

ルーフトップバーがあるニューヨークのホテルは多く、ブランチや仕事後に一杯するニューヨーカーで賑わっています。

 

また、日本では考えられないほどに色々な人生を歩んできて、見かけも、考え方も違う人たちがニューヨークでは暮らしていて、ニューヨークはむしろ、そうした人たちの集まり、といった方が自然かもしれません。ほぼ単一民族と言える日本のような国から来ると、目新しいものばかりで、全然面識がないのにちょっと親切にしてくれた人、声をかけてくれた人が、なんとなく良く見えてしまう人もいるかもしれません。
ニューヨークという土地柄、街中やスタバで簡単に声をかけてくるような人は普通にいますが、当然ですが、そういった人たちは普通ではないことがほとんどだと思います。
冷静に考えれば分かることでも、渡米当初、ちょっとでも英語を話してみたい、といったような思いでいるとうっかりまた会う約束をしてしまう人もいるかもしれませんので、ここではちょっと触れてみました。以前もこのブログに書いたことがありますが、そういった人たちは渡米間もなくて初々しそうな人たちを狙っているのです。

カザフスタン出身の親しい友人との思い出のカフェ。

 

さらに、異国の地での仕事探しは大変なので、自分を安売りしてしまい、結局取り返しがつかなくなってしまうということにも注意したいです。
なかなか仕事が見つからなくて焦ってきてしまった時に、ビザサポートをしてくれる会社が出てきたら、藁にもすがる思いで飛びつきたいところですが、その仕事が、自分がニューヨークでやりたいことを実現するための道筋の上に乗っているかどうかの検討はとても重要です。
日本での職務内容よりもかなり低いレベルの内容だったり、お給料が低すぎたり(ニューヨークで日本人が設立したローカルの日系企業(日本の会社のニューヨーク支社ではないです)の中には、ニューヨークで働きたい人が仕事探しに苦労しているのを知っているので、悪徳ブラック企業の場合(意外とあるので注意が必要です!)、そうした人たちの足元を見て、かなり劣悪条件を提示したりしています。)して、ニューヨークでキャリアを築くどころか、生活に困窮してしまい、その後の未来が閉ざされてしまったり、元のレールに戻るまでに時間がかかったりしてしまいます。自分を過大評価することは禁物ですが、日本人にありがちな謙虚さを全面に出して、自分を過小評価しないことも重要です。

私の身近にはいませんが、日系企業で正社員の仕事をしていながら、生活費を稼ぐために、夜はピアノバー(日本でいうキャバクラ。ニューヨークにある日系のキャバクラにはなぜか昔、ピアノが置いてあったことの名残で、今でもニューヨークではピアノバーという名称が定着しています。)で働いていたり、また、フリーランスのアーティスト(ダンサーやミュージシャン)としてのキャリアを目指しているけれど、まだまだそれだけでは稼げないので、仕事がない時間は日本食レストラン等でのアルバイトに精を出し、逆にそちらが本業のようになってしまって、本来の夢のために使う時間も体力もなくなってしまったりということも、ニューヨークではよく聞く話です。

タクシーでの仕事帰りの夜景。

 

「夢を叶えるために」ニューヨークに住むのではなく、ニューヨークに住むということ自体に憧れていると、気づかぬうちに、自分が本当にやりたかったことを見失ってしまい、少しでも長くニューヨークに居続けるために、生活費の高いニューヨークで暮らすための生活費を稼ぐということに知らず知らずのうちに軸足が移ってしまうのです。

一度移ってしまった軸足を戻すのには相当なエネルギーがいりますし、そこに至るまでの時間も労力もとてももったいですし、日本に帰った後のキャリア形成にも響くことになってしまうので、ニューヨークで本当にやりたいことを日本でじっくりと考えるという時間はとても大切だと思います。

グリーンカード取得までの道のり

私が大学生の時に初めて足を踏み入れてすぐに恋に落ちたように、ニューヨークに惹かれる人は後を絶ちません。
このブログを読んでくださっている方の多くは、ニューヨークが大好きでニューヨークの生の情報や生活について知りたい方ではないかと想います。そのため、ニューヨークに本気で長期で住みたいと思ってこのブログを読んでくださっている方がどれだけいるのかは分かりませんが、私自身が日本でニューヨークで住むための情報収集をしていた時に一番困ったのが、現地の生の正しい情報が、日本では入手しづらいということでしたので、このブログでは、ニューヨーク移住を真剣に考えている方へ向けての情報も随時発信していきたいと思っています。

ニューヨークに長期で住むことを考えた場合、色々な意味でグリーンカードの取得を目指すことをおすすめします。何らかの就労ビザを取得して住むということがまずは最初のステップですが、ビザの種類によっては仕事に制限が出てしまったり、さらには、ビザによっては期限が決まっていて更新が制度上できなかったり、更新が可能なビザでも、ビザの更新で移民局や大使館にはねられてしまって泣く泣く日本へ帰国しなければいけなくなったり、といったことも起こりうるので、ビザのままでずっとアメリカに住み続けるのは、様々な点で不便ですし、不安定です。

その一方で、グリーンカードは、特殊な才能を持った人以外の人たちがそうそう簡単に取得できるものでもなく、取得のためには相当な努力も必要ですし、それだけではなく、計画的な戦略も求められます。

私は弁護士ではないので、法律面での細かいことは分かりませんが、渡米時に最大の目標としていたグリーンカードの取得があと少しというところまで来た今、改めて、グリーンカードを取るということ、そして、その取得までの道のりについて、こちらでご紹介したいと思います。

その情報が、グリーンカード取得を目指されている読者の方々の一助になればという想いを込めて、手続きだけでなく、グリーンカードにまつわる知っておきたい事情や、人生設計も含めた考え方も少しずつ書いていく予定です。

私のブログの記事の中で、グリーンカードに関する情報だけ知りたいという方にとって読みやすいように、「グリーンカード取得まで」というカテゴリーを作りました。グリーンカード関連の記事はそちらに投稿していきたいと思っていますので、ぜひ覗いてみてください。