最近、毎日おしゃべりなガールズたちといるせいか、日常会話で話題についていけないことはだいぶなくなったのですが、いまだに分からない話題は、宗教関連(特にキリスト教)、スポーツ(野球、アメフト)、芸能関係です。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教等、多様な宗教の人種が交じり合っているNYしかし、アメリカ全体から見たら、圧倒的にキリスト教徒の比率が高く、キリスト教関連の年中行事は人々の生活に密接に結びついています。そのため、真剣に宗教の教義を話し合うというわけではなく、ちょっとしたことから話題に上ることがあるのです
スポーツは、アメリカ人男性が大好きな話題典型的ニューヨーカーの男性たちは、野球はヤンキース、アメフトはジェッツを熱烈に応援し、昼食時にこうした話題で盛り上がっています女の子たちはこうしたスポーツネタには全く興味を示しませんが、代わりに話題に上るのは、芸能人のゴシップ
つい数日前は、同僚がイースターエッグをくれました来月のイースターを控えて、この時期になると卵型のチョコレートが街中で売られているそうです。全く意識してみたことがなかったので、この2年半の間で一度も見たことがありませんでした。
そもそもイースターって何という状態の私。
そして、今朝はビックリする出来事がいつもどおりに出社すると、昨日までごくごく普通にしていた韓国系アメリカ人のおでこに大きな黒いしみが色は薄い墨汁のような感じで、縦横2センチはあるサイズ。朝鏡を見て気づかないような大きさではありません。「どうしたの?」って聞くべきかやめておくべきか迷った末、結局何か言うのはやめました。
そして、いつもは普通にごはんを食べているはずの彼女、なんとお昼はコーヒーしか飲んでいません
それからしばらくして、今日がAsh Wednesdayというカトリックにとって重要な日であることを知りましたイエスキリストが復活したイースターから数えて40日前にあたる日がAsh Wednesdayです。なお、イースターは、春分後最初の満月の後の日曜日と決まっているので、イースターの40日前は必ず水曜日となるようです。この40日の間は、イースターに備えてお祈りに専念するということで、食事もとばすことがあり、そしてAsh Wednesdayには教会でおでこに灰で十字架のしるしをつくってもらうようです。彼女のおでこのマークはただのバツマークのような形でどう見ても十字架には見えなかったのですが、謎がとけてすっきり
こんな感じですさすがに同僚の写真を撮るわけにはいかないので、ネットで探したら出てきた子たち。いきなりこんな姿で出社されたらビックリですよね。
もちろん、私以外の同僚はみなAsh Wednesdayを知っていて、彼女のおでこの変な模様にも全く驚くそぶりは見せていませんでした
どうやらこの日は、おでこに模様をつけた人たちがたくさん歩いているようですが、今までなぜ気づかなかったのか不思議です。NYでまた新しい異文化体験をしました