8月23日の「続・お部屋探し」の続きです。
英語で電話をするなんて、私にはまだまだ高いハードル。
でも、そのすてきなお部屋の主の掲示版には、「電話で連絡して!」とさらっと書いてありました。
他にもたくさんお部屋はあるはずだし、また見に行ってもいいお部屋とは限らないし…、と電話するのをためらっていましたが、「でもやっぱり気になるお部屋だし…」と思って、思い切って電話をかけてみました。
すると、その電話口には、とても親切な女の子が。
私の英語がつたないことを察してか、ゆっくりと、何度も家の場所を教えてくれました。
そして、見に行って、お部屋に一目ぼれ。
きれいなリビング、広いキッチン、私の部屋になるところには、なんとダブルベッドとテレビ、たんす、そしてクローゼットが備え付けてありました。
さらに、彼女にはラブリーな犬までいます。初対面の私にまで、しっぽを振って寄ってきてくれるとってもかわいい子。
彼女は、30代のアメリカ人。出版社に勤めるキャリアウーマンです。
長いことルームシェアをしてきたようで、ゆっくりと丁寧に、お部屋やこのエリアの説明をしてくれました。
英語がネイティブじゃない人と住むなんて、色々不便もあると思うのに、快く迎えてくれました。
ニューヨークのアパートは、どれも歴史を感じる古い建物です。私のアパートも、こんな感じの戦前に建てられた建物です。
1本の電話から一気に開けた私のお部屋探し。
何事も、思い切って行動することの大切さを実感しました。
しかし、これが後に大事件に発展するとは、このときは全く想像しませんでした。