本気で英語上達

アメリカ人の不思議な思考回路

こちらへ来てから、いまだに不思議なのは、アメリカ人のネイティブでない人たちへの対応です。ここでいうアメリカ人とは、家族や友人にネイティブ以外の人がいない、典型的アメリカ人家庭で育ったアメリカ人のことです。

イースターが近いので、こんなにかわいいバニーちゃんが、スーパーに並び始めました

日本で英語を教えているネイティブスピーカーたちは、日本人にとっていかに英語が難しいかを理解しているし、日本人が分からないツボをおさえているので、はっきりと、そしてゆっくりと発音してくれます。

しかし、いざアメリカ大陸に乗り込み、ネイティブたちに囲まれると、彼らは全く手加減をしてくれません。言ってみれば、映画やドラマのように早いテンポで進む荒波の中に突然放り込まれた感じです。

私と話すときには、ちょっとゆっくり話したり、難しい言い回しとか使わなくてもいいのに、と思ってしまいますが、彼らは驚くべきことに、英語が分からない人の気持ちが全く理解できないのです。

そのため、私が同僚たちに、いつも字幕を付けてテレビを見ていると言うと、いつも、"It's interesting!"という反応です。文章の聞き取りが完璧にできない人がいるということが、分からないようです。

また、日本人にとって難しいのは、教科書英語で習わない口語表現や日常会話だったりしますが(映画やドラマをみると一目瞭然ですが、ネイティブの人が文章を書く時に使う英語と話す時に使う英語は、全く異なっています。)、ネイティブの人たちにはそうした感覚がないので、いつもネイティブの間で話すように、話しかけてくるのです。

そして、ちょっとでもゆっくり、そしてはっきり話してくれたら分かるのに、そんな気のきいたことはしてくれません。

アメリカで、ネイティブの人たちと渡り合っていこうと思ったら、英語の壁がいかに厚いかは、こちらで暮らす日本人は誰しもが痛感しています。

そのため、先日の記事で、上司が、私が"a piece of cake"の意味を知らないと瞬時に察し、即座に"easy"と言い直してくれたのは、ネイティブでない私への最大限の気遣いなのです。

この記事を書いた直後に、なんとニューヨークからはるか離れた田舎町の空港で、偶然当時上司だった方と久しぶりに遭遇し、ちょうどこの話を思い出していたことを伝えたら、笑っていましたが、そんな上司も両親はギリシアからの移民。つまり、ギリシア系アメリカ人二世で、英語とギリシア語のバイリンガルなので、私の気持ちを理解してくれたのかもしれません。少しでも、第二外国語を勉強したことがあれば、母国語でない言葉を操るのが、いかに困難で大変な努力を伴うかは、見にしみて分かるのです。

では、ネイティブたちとやっていくにはどうしたらいいのでしょうか?私が気づいたいくつかの対策を、追ってシェアしたいと思います。

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