先ほど、JFK空港の入国審査を通過しました。
政府機関のシャットダウンで、多くの職員が自宅待機、またはお給料が支払われない状況で働いているので、入国審査の担当官も全然やる気がないのかと思っていました。でも、たまたま私が並ぶように言われた列の担当官は、驚くほど厳しい人だったようで、私の前にいた5組のうち2組が別室送りになっていました。。。
ESTAでの観光目的での短期滞在であれば特に問題はないかと思いますが、最近では、以前は誰でも簡単に取得ができた学生ビザですら大使館面接で却下され、アメリカへの入国を拒まれてしまう人が出てきたり(ビザの申請で却下されてしまうとESTAも得ることができないので、別のビザで再チャレンジする以外に方法はなくなり、八方塞がりとなってしまいますので、注意が必要です。)、グリーンカードを保有していても、アメリカに住んでいる日数が少ないと入国審査で疑われたり(グリーンカードはあくまでアメリカに「居住」している人のための「永住権」のため、実質的にアメリカ外の国に住んでいるとみなされるとグリーンカードを剥奪されてしまいます。)と、移民法の弁護士もあらゆる対応が必要なケースが多数報告されています。
正当な理由でアメリカに滞在するためのビザを取得したり、そうして取得したビザで暮らしていれば全く問題はありませんが、そうではなく、言葉は悪いかもしれませんが、ちょっとでも「ズル」をしてビザを取得しようとした人たち(驚くことに、意外とそういう人は多いです。。)は、多くの場合、最悪、今後のアメリカ滞在ができなくなってしまう可能性も生じてきてしまうため、ビザについては、何より慎重に、そして、ルールに則った対応が必要だと私は思っています。例えば、美容師さんやミュージシャンがほんの短期の滞在で、アメリカ国内でお金をもらうお仕事をした場合には、ESTAでの観光ビザでは入国できず、目的に応じたビザの取得が必要です。観光ビザはあくまで「観光」だけのために発行されているからです。
また、ルールに則った行動と同時に重要なことが、自分の行動に責任を持つことです。適切なビザを取得し、それを保有し、そして維持することは、あくまで「本人」の責任なので、ビザのプロセスは、弁護士に完全に頼らず、自分で管理するという姿勢が重要だと私は思っていて、学生ビザの後最初に取得したH1Bビザの時も、その後のグリーンカードの時にも、私はビザの専門家ではありませんが、疑問に思ったことは臆せず弁護士に質問し、時には図々しいと思いながらも、書類の修正もお願いしていました。
具体的にどのような形で私がビザのプロセスや書類をチェックしていたかは、次の記事で細かく書いてみたいと思いますので、今後のアメリカ滞在や現在アメリカに暮らしている読者の方々にとって少しでも参考になりましたら嬉しいです。