私は、このブログのタイトルにもあるように、ニューヨークに恋をして、7年前から、ニューヨークで暮らしています。
渡米前に日本で情報収集のために読んでいたブログは私と同じような人たちのものばかりで、ニューヨークに行けば、そんな人たちにたくさん出会えるに違いない、と思っていました。
しかし、ニューヨークで色々な日本人に出会う中で、私のようにニューヨークに思い入れが深い人は、意外とあまりいないことを知り、とても驚きました。
学生ビザから始まり、収入ゼロの暮らしを続けてでも仕事を見つけてこちらで働きたい、と思っていた私にとって、念願の大学院に行くためにニューヨークに来たけれどニューヨークの街が好きになれない人や、自分の意に反して旦那さんの駐在でニューヨークに来ることになってしまったけれどニューヨークで特にやりたいこともなくて不満があるという人、会社から派遣されたからとりあえずニューヨークに住んで淡々と暮らしているという人に、不思議だなぁという感情を抱かずにはいられませんでした。
逆に彼らにとっては、私のような存在はとても特異に映ったようで、この7年の間にニューヨークのどこが好きなの?と何度聞かれたことでしょう。
最近になって、いくつかの行動をしないと、人種のるつぼで、世界が凝縮されたユニークなこの街ニューヨークのことは、完全には分からないと感じるようになりました。
全ての人がニューヨークを好きになる必要はないけれど、こうしたステップを踏んで、まずはニューヨークのことを知ってみたら、ニューヨークの見方は少しは変わると思います。
それなので、そうした試みをせずに、ニューヨークで楽な日本語の生活に浸かり、ニューヨークを理解しないまま帰国してしまうのは、何とももったいないと思います。何かの縁で、面白い街に住む機会を持ったのだから。
私が考えるニューヨークをもっと知るための行動は、
・日本人以外の友人を作り、交流する
・アメリカ人と仕事をする
・アメリカのニュースに目を向ける
・自分のニューヨークでの目標を明確にする
・ニューヨーク在住が長く、ニューヨークで夢を叶えている日本人の話を聞く
これらは、自分から積極的に取り組まないと得られないものばかりで、また、ものによっては、英語力もある程度必要なので、容易ではないかもしれません。
でも、ニューヨークのような大都市は日本人も一定数生活しているので、意識してニューヨーク生活に入っていく取り組みをしないと、日本人と仕事をし、日本の本社と連絡を取り、日系スーパーで買い物をし(店員さんは基本日本人なので英語不要)、週末も日本人と集い、アメリカの生活に触れることがないのに住んでいる場所だけニューヨーク、ということになりかねないのです。
このブログでも度々書いて来ましたが、日本の外には、私たちが知らない世界が広がっていて、世界中からの人を惹きつけるニューヨークは、それを実感するのに絶好な都市です。
上記5つのポイントの具体的な実践方法は、追ってご紹介していきたいと思います。
+1