前回の記事では、英語が母国語でない人たちにも手加減してくれないネイティブスピーカーの対応を話題にしましたが、英語がネイティブでない人たちがほぼ皆無といった私の職場で、私と仲良くしてくれたのは、こんな女の子達でした
エクアドル人。大学留学がきっかけでアメリカへ。英語はこちらへ来てから勉強したそうですが、母国語のスペイン語と似ているせいか、今ではネイティブと変わらない英語力。
ヨーロッパで生まれ育ったインド人。ニューヨーク近郊の大学を経て、ニューヨークで就職。一人でトンカツを手作りしてしまう(ソースも!)ほどの日本食好き。
フィリピン生まれのフィリピン育ち。生活水準の向上を求めてアメリカへ移住。フィリピンで働いていた頃は、日系企業のクライアントを担当していたことも。
フロリダ出身のこてこてのユダヤ人。ユダヤ人向けの有名な大学に進学するために、ニューヨークへ。日本人と知り合ったのは、私が初めてだそう。
ニューヨーク州の北部出身のイタリア系アメリカ人。お家が裕福なようで、いつもおっとりオーラを放っているけれど、しっかり者。
こうして見てみると、いかにいわゆるアメリカ人ではない子たちが私の周りにいたかが分かると思います。私の会社には、もちろん、一般的にみんなが想像するような、アメリカンガール達もたくさんいましたが、英語にハンディがある私に合わせてくれるのは、そういった子達ではなく、自らも二カ国後を話し、ある程度の年になってからアメリカへやってきた子達であったり、弱者に優しいという教えがあるユダヤ教の子だったり、のんびりした環境で育ち、余裕がある子だったりするのです。
アメリカは基本的に移民で成り立っている国ですが、何代も前の先祖がアメリカに来ていて、こちらで生まれ育った人と、親の世代や自分の世代でこちらへ来た人とでは、生活スタイルや感覚は全く異なります。そして、移民歴が浅いほど、自国の生活スタイルを守った暮らしをしていて、他の移民への理解も深い傾向にあると多います。
移民であれば、アウェイの立場を実感する場面は必ずあるし、言葉や文化の壁で困った経験もあるので、自らの体験と重ね合わせて、周りの人にも親切なのだと思います。
まず、職場で友達を作るきっかけは、アメリカ以外の国からやって来た子達と仲良くなることです。では、どうやったら仲良くなれるのでしょうか。
私が気づいたシンプルなルールは、次回に続きます。
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