アメリカといえば、高カロリーのファーストフードにあふれ、日本よりも太った人が多いイメージを持っている人が多いと思います。
確かに田舎の町に行くと、そもそも交通手段が発達していないので、どこに行くにも何をするにも車での移動。運動する機会も必然的に少ない上に、そうした高カロリーの食べ物に囲まれて、不健康な体型の人は多いです。
しかし、NYには、おしゃれな人も多く、そうした人たちは、高い美意識を持っているので、積極的にジムに行ってトレーニングしたり(お金持ちな人は、パーソナルトレーナーを付けていたり)、食生活にも気を配っています。
最近、NYの街を歩いていて、よく目に入ってくるのは、ヘルシー、オーガニック、ビーガンを売りにしたお店。
小さなジューススタンドからサラダバー、レストランにいたるまで、かつてないほどに、こうしたキーワードを掲げたお店が多くなっているように思います。
日本と大きく違って面白いのは、アメリカ人の思考には、「バランスのとれた食事」という概念がないことではないでしょうか。
日本では、まず、健康な食事といえば、5大栄養素をバランスよくとる、という発想になると思います。しかし、アメリカでは、こうした教育が行われていないようで、健康的=太らない身体=カロリーの少ない食事=多くの野菜摂取へとつながり、それならば、野菜はオーガニックなものが良い、とか、肉や魚を食べずに、ビーガン食にしたほうが良い、といった発想へと向かっています。
生き残りの激しいNYの街で、以前このブログで絶賛した、無農薬野菜を使ったジュース屋さん、Organic Avenue(過去記事はこちら)は、先月で全店舗閉鎖へと追い込まれてしまいました。
経営のミスもあるようですが、あんなに人気店でもNYで生き残れなかったのは残念でなりません。
最近は、Organic Avenueに代わるお気に入り店を探すべく、色々なジューススタンドを試しています。