先日、ニューヨーカーの夕食に欠かせないホームページという記事を書きました。こうしたHPは、他の都市に比べて労働時間も長く、いつもあくせくしているニューヨーカーにとってとても便利な生活必需品の1つです。そして、マンハッタンでこのHPに加入していないレストランはないといっても過言ではないぐらいの登録店舗数。郵便番号を入れるだけで、瞬時にその時点で開いているお店を検索することができるのです。オフィスを出るときに、家に着く時間を見計らって携帯から夕食を注文している人もいます。
しかし、NY生活が始まってから完全自炊派の私は、このHPは今では全く利用していません。
その代わりに愛用しているのが、Freshdirectと呼ばれるウェブサイト。
アメリカでは全体的に、日本のように何でもきちんとしていないので、その都度自分で確認が必要です。
スーパーでも賞味期限切れの商品や、賞味期限が書かれていない商品が普通に陳列されているので、渡米早々に食中毒になっている私(過去記事はこちらからどうぞ)は、そうした場面に出会うたびに腹が立っていました。意外にも、人気の日系スーパーでも、たまに賞味期限切れの商品が並んでいたりするので注意が必要です。
アメリカ生活が慣れてきた今となっては、スーパーで売っているものから何を選ぶかも自己責任で、面倒ではあっても、毎回賞味期限を確認しています。
アメリカのスーパーに入っていつも思うのは、冷凍食品や加工食品が多いこと。料理をあまりしない、したとしても簡単なものしか作らない国民性を反映してか、野菜や果物、肉や魚の鮮度はあまり高くありません。
しかし、Freshdirectはその名の通り、産地直送の商品を配達してくれるという優れもの。
小売業者を通していないので、値段も安め、そして品揃えも豊富で、りんご1つとっても、種類や農家(NY近郊の農家と提携しています)まで選べるというこだわり。
さらに、配達時間も2時間ごとの枠で選択できるという便利さ。
アメリカは、クロネコヤマトのような宅配サービスでも、時間指定はできないし、もしできたとしても時間通りにやってくる保証は全くないようなところなので、配達時間が選択できるだけでも画期的ですが、きちんと時間通りに配達してくれる信頼度100%のところもすばらしいです。
しかし、アメリカ人向けのHPなので、日本の食材が全く売っていないのが残念なところです。
そこで、最近の私の買い物は、日系スーパーで、お米、日本の野菜(アメリカのスーパーでは全く手に入りません。)、調味料を買い、フレッシュダイレクトで、果物や生活用品(トイレットペーパーや水などの持ち運びに不便で重いもの)を調達するというスタイルになっています。