今週も出張でホテル暮らしだったので、マンハッタンに帰ることができる金曜日は朝から気持ちが軽くなります。
最近のマンハッタン。前回の記事の地下鉄ミュージシャンに続き、こちらの方は、ユニオンスクエアで熱心に演奏中。ニューヨーカーの音楽はユニークで、日本では見たこともないような楽器を演奏している人もよくいます。この方も、右足の下の踏み台のようなものも使って音を出していました。
私は日本で働いていた時はあまり出張がなかったので、日本のホテル事情は分からないのですが、アメリカのホテル大手はどこも、宿泊日数に応じてポイントを付与してくれて、年間ポイントに応じてステータスが上がり、そうすると、またポイント付与率が増え、さらにポイントが貯まり、そうしたポイントをギフトカードに変えたり、プライベートの旅行の時のホテル予約に使うことができます。
このポイント付与率が割と良く、溜まったポイントのおかげで、今こうしてブログを書いているパソコンを買ったりと、恩恵を受けています。時には年間2ヶ月は超えるであろうホテル暮らしをしていた私は、ヒルトン系列、マリオット系列ともにかなり良いステータスを維持していて、ポイントを貯めることは、出張中の数少ないモチベーションにもなっています。
今回の出張、いつもは電車で帰ってくるところですが、今日はレンタカーをしていたこともあり、利便性を考えて、マンハッタンまで1時間半の道のりを車を飛ばして帰ってきました。
この高速道路にはちょっとした思い出があります。つい3年前にも仕事で何度も通っていたのですが、その当時免許を持っていなかった私は、後輩が運転する車に乗せてもらっていました。
日本で免許もなかった状態だったので、その当時は今思えば、ブレーキとアクセルの位置関係も、ウインカーの出し方も知らない、という本当に無知の状態でした。そんな状態だったので、こうした高速をすいすいと走ることは夢のまた夢だったのです。
それからしばらくして、なんとか免許を取得しました。
アメリカには、青葉マークのような親切な制度はないので、いざ免許を取って路上に出てしまったら初心者ということに誰も気付いてくれず、手加減して道を譲ってくれたり、大目に見てくれたりすることはありません。免許があるんだから走れるでしょ、というのは、いかにもアメリカらしい発想です。
そのため、せっかく免許をとっても交通量の多い場所での運転ができずに、なかなか車に乗れない人もいるようです。
そんな状況の中、私に率先して運転実習をしてくれるという奇特な同僚が現れ、田舎に出張中は、ホテルと出張先の会社までの10分から15分ほどの高速道路での運転中、いつも助手席に座って、同じ速度を保ちながらスムーズに走る方法や、「今、右、右!」なんて言いながら、車線変更のタイミングを教えてくれました。
そして、今日は、3年前にはここを運転するなんて考えられないと思っていた高速道路を、ラジオを聞きながら、一人で楽しく運転して家まで戻ってきました。
どうやら私は運転が好きなようで、長時間の運転も全然苦ではないし、運転中は特にすることもないので、ブログのネタを考えたりとゆっくりできるのも良いのではないかと思っています。
大きくなると何事も成長は気づきにくいですが、3年の時を経て、できなかったことができるようになったことを実感できるのはとてもうれしいですし、少し感慨深いです。こうして、私が日々取り組んでいることも、少しずつ実っていったら良いなぁと思います。(今年取り組んでいることの一つはこちら)