ニューヨークの冬は日本に比べるとだいぶ寒いですが、先日の記事(こちらからどうぞ)でご紹介したコート対策をするだけで、だいぶ過ごしやすくなります。マイナス13度まで耐えられるコートを買った私は、0度ぐらいの気温でも、寒さを感じず、冬の街並みを楽しんでいます。
冬のNYの楽しみ方は、過去ブログでもたくさんご紹介しています(「NYで冬を楽しむ」内の記事をぜひご覧ください。)が、今日は、今まで書いて来なかったNYの冬の風物詩のお話です。
NYの冬の楽しみの一つが、クラシックバレーの鑑賞。この時期にぴったりの演目、「くるみ割り人形」を毎年、ニューヨークシティーバレー団が演じています。
この夏、バレー鑑賞の楽しさに目覚め、NY生活9年目にして初めてのくるみ割り人形の鑑賞となりました。
公演は、年間を通じてあらゆる芸術イベントが開かれるリンカーンセンターにて。
公演中の写真撮影は禁止されていたので、舞台の写真はありませんが、会場内の雰囲気を少しでも。
さすがプロ中のプロのバレー団。舞台設営の豪華さはもちろん、子供達から大人まで、出演者たちの踊りのレベルの高さに、ただただ舞台に目が釘付けになった2時間でした。場面によって衣装や踊り方を変えていたりと、ストーリーに忠実あちこちに細かい工夫が施されていて、もちろん、音声は入らないけれど、あたかも絵本を読んでいるかのような不思議な感覚にさえなりました。来年以降、私の冬の風物詩となりそうです。
一方、外で見逃せないのは、5番街のウィンドウディスプレイ。このために、5番街沿いの店舗は毎年、相当なエネルギーを注いでいると言っても過言ではありません。
一部のお店は毎年似たようなディスプレイですが、毎年趣向を凝らしているのは、超高級デパートのバーグドルフグッドマン。高級すぎて普通の人では買えるものは何もありませんが、外のディスプレイは無料なので、毎年見にくる人が後を絶ちません。
アメリカは、可愛い系よりセクシー系。ディスプレイの人形もセクシー路線です。
動くディスプレイで道行く人が足を止めるのは、こちらも高級デパートのSaks 5th Avenue。場所もロックフェラーセンター目の前で、週末の今日は、歩けないほどの混みようでした。
こちらが5番街で一番豪華なホリデーの装飾。Saks 5th Avenueデパートの入り口です。
そして、今年の目玉の一つは、年末で閉店を発表したNYを象徴するデパート、ヘンリ・ベンデル。茶色と白の縞模様のオリジナルグッズを旅行で買ったことがある人も多いかもしれません。インターネットを通じた小売業等に押され、数ヶ月前に閉店を発表した時には、多くの人が驚きました。今は、閉店前にオリジナル商品を買おうとする人たちで賑わっていました。
この模様を見るのも今年が最後。。ヘンリ・ベンデルのツリー。
NYに遊びにいらっしゃるみなさん、楽しいホリデーシーズンをお過ごしください。日本のみなさま、このブログの写真で、NYの冬をお楽しみください。
皆様にとって、最高のホリデーシーズンとなりますように。