すっかり更新が滞ってしまいましたが、マンハッタンは、先週の大雪警報に続き、今夜から明日にかけてもまた大雪警報が出ています。
地理的関係から予測し易いのか、アメリカの天気予報は日本よりも若干正確だと思いますが、日本でもニュースになっていた先週の大雪警報は、蓋を開けてみたらただの雪で、幸いにも予報は大ハズレでした。
ただ、マンハッタンのような大都市でも、日本とは違い、インフラがきちんと整っていないため、いざというときのためには早めに対策をしておかないと、一大事となってしまいます。排水設備ですら整っていないせいか、大雨が降っただけで、道に大きな水たまりができたり、ということは日常茶飯事。
特に、雪となれば、除雪の準備が遅れてしまうと、道に積もった雪かき作業は何日にも及ぶことになってしまいます。
こうした緊急事態への対応は、市長に一任されているため、対応を誤ってしまうと、支持率低下にもつながりかねません。
そのため、就任2年目、まだまだ新米のNY市長デ・ブラシオさんは、周到すぎるぐらいの対応。先週の月曜日の大雪に備えて、日曜日夜11時以降、緊急車以外の通行禁止(食べ物の宅配バイクもダメ)で違反車には罰金、そして、市内の地下鉄とバスも運行を停止しました。大雪による地下鉄の運行停止は、NYの歴史上初めてのことだったようです。
しかし、日曜日の夜中になっても雪はほとんど降っていず、そして月曜日、火曜日も何事もなく過ぎて行きました。
電車も月曜日朝には復旧していたので、通学や通勤は可能でしたが、道はまだまだ不安定。こういう時、通勤は頑張れば普通にできる状態ですが、アメリカ人は絶対に無理はしません。オフィスを閉める会社がほとんどでした。
また、アメリカでは、必要なときには、在宅勤務、いわゆるwork from homeが広く認められているため、こういった時には、わざわざ会社へ行かなくても大丈夫なのはありがたいです。
そんなわけで、雪の恩恵を受け、先週あたまは家でのんびり。大雪警報が出ている明日もwork from home制度を利用して、家で過ごそうと思っています。