先日は、英語学習の効果的な方法として、映画やドラマを見る方法をご紹介しました(先日の記事は、こちらからどうぞ)。
映画やドラマでネイティブの人が日常生活で使う表現や単語を覚えて、それらを実際に使ってみるというのは、とても有効な学習方法です
さらに、この方法では、すきま時間等に一人でも英語を勉強できるという利点もあると思います。
では、実際に英語を話す練習はどうしたら良いでしょうか。
私はこちらへ来てからしばらく語学学校へ通っていましたが、正直なところ、語学学校では、ネイティブと問題なく会話できるような英語力を身に付けるのは難しいです。
なぜなら、数人、時には10人を超える生徒に対して先生は一人。一人ひとりが話す機会は自然と限られてしまいます。また、時間的制約から、生徒の間違いを一言一句直してくれることはありません。さらに、先生はネイティブでない人の英語に慣れているので、多少の英語の間違いやアクセントのある発音も理解してくれます。
でも、実際にネイティブの人たちに囲まれたら、そんなわけにはいきません。
アメリカ人としか交流したことないアメリカ人には、ネイティブでない人の英語を理解するのは難しいようです。
そこで、映画やドラマで学んだ英語を実際に使ってみる練習が必要だと思いますが、お金がかからず効果も上がりやすい方法は、language exchangeだと思います。language exchangeとは、お互い相手の言語を学んでいる人同士がペアとなって語学を練習する方法で、海外では一般的に行われています。
私も、渡米後間もない頃に、語学学校を通じて、language exchangeのパートナーを見つけ、その彼と週に2度のペースで会って、スピーキングの練習を行っていました。
通常のlanguage exchangeでは時間を区切って、英語だけの時間が30分終わったら日本語だけの時間30分といった形で進められますが、私の会話パートナーはどうやら教えるのが好きだったようで、会うときはほとんど英語で話してくれ、日本語も初めて数年とは思えないレベルだったので、私が教えることよりも教えてもらうことがほとんどでした。
どういった学習方法が良いか、どのぐらいのペースで会うのかは、完全にそれぞれの好みや都合によるものなので、事前に相手と相談して、無理のない範囲で続ける(これが重要です)ことが重要だと思います。
また、本気で英語を勉強しようと思ったら、相手も本気で日本語を勉強しようとしている人を選ぶことがポイントです。なぜなら、ただ日本人の女の子と知り合いたいといった不純な動機で近づいてくる人もいるからです。
面白いことに、NYではその逆で、グリーンカード取得を目的として、アメリカ人男性に近づいていく日本人女子がけっこういるようです。以前、language exchangeのパートナーとして知り合ったあるアメリカ人は、language exchangeとして過去に会った日本人女子の中で、その人に英語を話していたのは私が初めてだ、と話していて、とても驚きました!
どうやら他の女の子たちは、グリーンカードを目的とした結婚を視野に入れて、language exchangeの名のもとに、アメリカ人に近づいていたようなので、英語を話すことには全く興味がなかったようです(笑)
私は前述のすばらしいlanguage exchangeパートナーのおかげで、1対1で英語を話すという機会に恵まれました。いきなり複数人のアメリカ人を前にして話すのは大変なので、こうしたlanguage exchangeの機会に、まずは英語で会話をするということに慣れていくというのは、とても良いことだと思います。