英語を勉強する時に重要なのは、「楽しく」学ぶこと。
英語以外でもそうだと思いますが、人間の脳の構造上、自分から興味を持って取り組んだものこそ、その力が伸びていくと思います。
私はNYで2つの語学学校に通い、多くの先生の授業を受けて来ましたが、数年経った今でも記憶に残っているのは、宿題が多く、授業もハイレベルでついていくのが大変だったとしても、自分が興味あるテーマについて学んでいたクラスでした。
逆に、市販のテキストに載っていた特に楽しくない話題について延々と書いてある教科書を使った授業は、知らない単語を調べるのも億劫でしたし、やはり覚えた単語もすぐに忘れていきました。
そんな経験から、英語は、興味ある題材、記事、ドラマ、映画で勉強するということが一番効果的だと思い、気に入ったものはじっくり読んだり、何度も聞いたりして、記憶に定着するようにしています。
私が興味ある話題は、ニューヨークの最新情報、アメリカの時事ニュース、アメリカの社会問題(広がる貧富の差、銃社会、同性愛結婚の是非など)、日本文化や日本に関すること全般、海外から見た日本だったりするので、そうしたことをテーマにした英語での題材に、目や耳で積極的に触れるようにしています。一方、ドラマはSex and the City、映画はYou've got mailをひたすら見ていた時期がありました。どちらもNYが舞台の作品です。
日本にいた頃、当時の私の英語力では、どんな教材が良いのか、ということを自分で判断することができず、何かやらなくてはと思いつつ、重い腰が上がらないということがありましたが、今日は、読解の練習としておすすめのブログの紹介です。
スーザンさんが主宰するJapanCultureNYC
アメリカ人の父親と沖縄出身の母親の元でアメリカ南部で育ったスーザンさんが日本語に触れ始めたのは、13歳の頃だったそうです。
あまりに難しい言語に四苦八苦しながらも、日本文化に魅せられ、毎日いくつもの記事が更新されることもある彼女のブログでは、NYで見聞き、そして体験できる日本に関する全てのことを網羅しています。このブログだけ読んでいれば、NYで起こっている日本のイベントは何でも分かる情報量。
イベントの紹介に留まらず、実際にイベントに行ったレポートも数多く載っているブログを、一人で運営するのは並大抵のことではないと思いますが、「NYはイベントが多すぎて大変!」と言いながらも、毎日NY中を走り回っています。
日本へのあくなき興味を持つ心優しいスーザンさん。まだ実際に会う前、メールでのやり取りしかしたことない時でも、日本文化について私が書いた英語の記事の添削を、忙しいスケジュールの合間を縫って引き受けてくれたこともありました。
私は、彼女のブログを通じて、自分では拾い切れていなかったNYの日本に関する最新情報を入手したり、また、彼女のブログ内で使われている知らない単語や表現から、英語の勉強をしています。
一つ一つの記事は短くてすぐ読めるし、またメールマガジンの設定をすると、最新の記事がEメールで届くので、とても便利です。
そして、知っているようで意外と知らない自分の母国、日本について知る良いきっかけにもなっています。