NYには、自分の好きなことに取り組んで輝いているたくさんの日本人女性がいます。
現状に満足せず、常に新たな挑戦を続けている女性たち。
仕事や年齢の枠を超えて、そうしたポジティブなエネルギーを持っている方々と知り合うことができるのも、NYならではの魅力ではないかと思います。
そんな輝く女性たちの中で、私が特に尊敬しているのは、美容師のCocoさん。
以前からブログもされているし、NHKの英語講座に出られたこともあるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。私のブログでも、彼女に会ったときの感動をこちらに記しています。
高校を1年で中退し、自分が好きな美容師さんの世界に入ったCocoさん。その後、日本にいただけでは物足りず、さらなるステップアップを目指して、LAへ渡り、そこからNYへと移住し、2016年に日本に帰るまでの直近数年間は、5つ星の超高級ホテルに入っているカリスマイタリア人オーナーが経営するJulien Farelという美容室のトップ美容師さんとして活躍していました。
オーナーのJulienは、ケネディー一家やハリウッドセレブ等錚々たる方々を顧客に持ち、彼のカットは1回1000ドル。また、テニスの全米オープンの公式スポンサーでもあり、選手たちが自由に出入りできる会場内に、テニスの試合期間中は美容室をオープンしていて、有名選手たちのカットを担当しています。
そんなオーナーに実力を買われて、日本人でただ一人の美容師さんとして活躍していたCocoさん。彼女が渡米するまでのストーリーは、彼女のブログ(こちら)に詳しく書かれていますが、11月号(10月7日発売)のVERYに彼女の特集が4ページに渡って組まれています。
Cocoさんのブログより。VERYに掲載されている写真。
その道のプロとしての心意気や、女性として、妻として、母としても輝く彼女の姿が手に取るように分かる素晴らしい記事です。
先月、Cocoさんは、NYファッションウィークのお仕事で短期でNYにいらしていました。
たまたまそのことを知って、だめもとでまたカットお願いしたいんです、と連絡をしたら、なんとすぐにお返事を下さり、私の仕事後にわざわざ私の自宅まで来て下さいました。
現在は地元の福岡に本帰国されたCocoさんにとって、1週間半から2週間ぐらいの短いNY滞在では、会いたい友人や仕事のスケジュールでいっぱいであったはずなのに、帰国日の前日の夜という慌ただしい時間に、笑顔でいらしてくださったことに、感動しました。
いつも前向きで、プロフェッショナルとして輝いているCocoさんにたまに会うのは、私の楽しみになっています。どんな人に対しても平等に、自分のことを求めている人に対して、誠心誠意対応してくださるCocoさんだからこそ、みんなに愛されているのだと思います。
私がCocoさんのことを知ったのは、ふだん風邪もめったにひかない私が、度重なる出張疲れがたまって1週間も寝込んでしまって、ベッドから起き上がれないけれど、時間を持て余して、ネットサーフィンをしている時に偶然Cocoさんのブログを発見したことがきっかけです。
Cocoさんの渡米ストーリーに胸を打たれ、その1週間の間に、すべての過去記事に目を通しました。人の出会いはどこにあるか本当に分からないと思った出来事です。
普段は福岡にいらっしゃるCocoさんですが、月に1度は数日間上京して、原宿のwarren tricomiというサロンでカットをしていますので、ご興味ある方はぜひ行かれてみてください。