先日から話題にしてきた文化の違い話ですが、そのすべてのきっかけは「イースター」でした
イースターにまつわる過去記事はこちらからどうぞ
おでこに十字架
ピザが売れる金曜日
イースター(復活祭)とは、イエスキリストが復活したことのお祝いで、キリスト教徒にとって、クリスマスと並ぶぐらいに大きなイベントです
カトリックとプロテスタントでイースター関連の行事は異なるようです。カトリックの人たちにとってのイースターはAsh Wednesday(↑の過去記事「おでこに十字架」をご参照ください。)に始まります。そして、金曜日には肉は食べてはいけないそうです(↑の過去記事「ピザが売れる金曜日」をご参照ください)。
そしてイースターまでの間、街中ではこんなにかわいらしいものが売られています
イースターバニーちゃんうさぎは多産であることから、復活祭の象徴的動物とされているようです。これは、うさぎ型のチョコレートです。なお、高さ10センチぐらいあるかなり大きなチョコレートで、こんな特大サイズのチョコが売られているのもアメリカならではです
イースターエッグバニーちゃんと並ぶイースターの象徴。子供たちは、イースターの日に庭に彩った卵を隠して探すゲームをするそうですが、それにちなんで作られた卵型のチョコレート。華やかな色合いで、見ているだけで楽しいです
卵隠しゲームに使う卵入れ。1袋なんと99セント。
そして、こちらはこれらのチョコを売っていたスーパー、Amish Markethttp://orderamishmarketnyc.com/FoodDelivery/RestaurantLocations.m
Amishとは、ドイツのある教会に属するグループで、18世紀始めにペンシルベニアのある地域に移住し(ペンシルベニアは、NYから電車で2,3時間ぐらいのところ)、そこで独自の村を築いて暮らしている人々です。質素な暮らしを好むことで知られ、いまだに電気、携帯電話なしで自給自足の独自の生活スタイルを守り続けているようです種族を守るために、Amish同士で結婚し、家庭を築いているので、あまり一般社会と触れる機会はありません。NYにはなぜかAmish Marketと呼ばれるAmishのスーパーが数店舗あり、品揃えもよく買い物に便利です
NYに来て3度目の春にして知ったイースター行事の数々。日系スーパーばかりでなく、アメリカスーパーに行ってみると、アメリカの文化を体験できて面白いです。
なお、イースターエッグのチョコレートは、食べたことないと言ったら同僚がくれたのですが、中にクリームまで入っていて、さすがアメリカといった味でした