ニューヨーク生活で特に重要なのは、良い友人を作ること。
特に、母国語で話せ、同じ文化で生まれ育った日本人の友人たちの存在は不可欠です。
でも、ニューヨークで良い日本人の友人を作るのは、日本にいる時の何倍も難しいです。
その理由はいくつかあるのですが、当然ですが、街中にいるのは日本人以外の人たち。
それなりに日本人がいる場所に行かないと、日本人には出会えません。
また、そういった場で知り合った日本人が、自分と友人としての相性が合うかは、また別問題。
さらに、皆いつまでニューヨークにいるか分からないという不確定な要素もあり、私が渡米直後に仲良くなった友人たちは、7年経った今では、もう数人しかニューヨークにいません。(ニューヨークの日本人の滞在周期は3-5年と言われています。大学院留学が最初の準備期間を入れて約3年、駐在員の駐在期間はビザの関係で3-5年のため、ほとんどの日本人がこの期間内に日本に帰国してしまいます。)
週末に見つけたニューヨークの面白いもの。銅像のように見えますが、この方生きています!誰かがチップを渡すとお辞儀をして、その後別のポーズになります。なかなかチップをあげにくる人が来なかったのでこのポーズのまま硬直中。息をしている気配もないほどに動きません。
こうした周期のため、普通にしていると、身近な友達の数は自然減してしまいます。
ここ数年、自分の生活で慌しく、友達を作る活動を積極的に行っていなかったため、友人たちの帰国に伴い、ニューヨーク在住の友人の和が激減してしまっていました。
もっと女の子の友達を作りたい、というのが直近の目標だったので、年が明けて、ちょっと活動をしてみたら、これからもずっと交流を続けていきたい素敵な友人に立て続けに巡り会い、この数カ月で、過去数年を上回る数の友人ができました。
友達作りのポイントは、自分が興味がある集まりに行ってみること。
そこに来ている子達も自分と同じことに興味があるので、初対面でも話しが弾み、また、ニューヨークという土地柄、どうしてニューヨークに来たのかとか、ビザはどうしているかとか、今何をしているか、とかを話しているとあっという間に時間は経ってしまいます。
また、ニューヨークで面白いのは、人が人を呼んでくれること。
就職活動を必死にしていた頃、ある会社の窓口の方が、私の英語力を見るために電話インタビューをセットアップした時に電話越しに一度お話ししたその会社のバイリンガルの女性。
結局、タイミングが合わずに採用に至らなかったのですが、後日、年も近そうだしぜひ紹介したいとその方がお昼に誘ってくれたのがきっかけで、その女性は私のニューヨークでの大切な友人となりました。
また、行きつけの大好きなお店の方が、私に合いそうだからと、紹介してくれた方もいます。
日本ではなかなかない出会い方だと思いますが、人との出会いの必然性を感ぜずにはいられません。
そして、ニューヨークで面白いのはのは、初対面の人との間に必ず共通の友人がいること。
それだけニューヨークの日系社会は狭いのです。
それでも出会う人がいる一方で、出会わない人もいると思うと、人とのご縁は本当に面白いです。
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