ニューヨークには、ドラマにも登場するようなおしゃれなレストラン、一見入るのがためらわれるほど汚いけれど実は味は絶品というお店、NYの歴史とともに歩んできた歴史あるダイナー等々、あらゆるレストランがありますが、味も雰囲気も抜群、というお店は看板を一切出さず、人知れずひっそりと営業していると聞きます。
そうした秘密のレストランはここNYに7軒あるらしいのですが、それも噂によるものなので、定かではありません。
口コミだけが頼りでどうして経営できてしまうのかは大きな謎ですが、私が知っているそんな2軒のお店は、いつもドアを開けると中は人でいっぱい。夜が更けてもカクテル片手に地元ニューヨーカーであふれています。
そして、ひょんなことから、3軒目の隠れ屋を発見しました。
その名は、Bohemian。
HPを見てみると、和食の原点は日本から、というオーナーの意向のもと、東京の西麻布にできた1号店に続いて、2号店がマンハッタンでひそかに営業を行っています。(現時点で世界中でお店があるのはこの2都市のみ。
http://www.yelp.com/biz/bohemian-new-york
(お店のHPは、このページのどこかにあるので、探して訪問してみてください。)
このレストランの秘密の徹底ぶりからは、オーナーの相当のこだわりがうかがえます。もっと地球をFreeに遊ぼう、というコンセプトのもとで、世界中を気ままに旅しながら、気に入った場所にアジトをつくっていくそうです。そのペースは年1ぐらいだとか。
そのレストランが、マンハッタンにお店を構えたのは、おしゃれなカフェや洋服屋が集まるノーホーのとあるビル。かつてアンディー・ウォーホルが所有していたビルでこのお店は今日もひっそりと営業を続けています。
21世紀のボヘミアンたちがあつまるアジト。一体どんな世界が繰り広げられているのでしょうか。
お店の連絡先は非公開のため、HPからメールを送って問い合わせなければいけません。でも、返信は先方が「ピンと来た場合だけ」だとか。本当のアジトですね。
近いうちにこのアジトに潜入に行ってみたいと思います。
次回は、こんなすてきなアジト情報をゲットした意外な出会い、でもNYらしい面白い出会いを紹介したいと思います。