(数日前の記事ですが、写真を更新しましたので、再アップです!)
今日、素敵な友達(表紙の写真がその友人です。フォトクレジット:Alain Skanka Hottat) が髪の毛を切ってくれました。
おしゃれでポジティブパワーに溢れる彼女は、存在感抜群で、彼女が現れると場の雰囲気が一気に盛り上がるような華やかな存在です。
今日も彼女に伝えたのですが、エネルギー溢れる人たちばかりの私のNYの友達や知人達の中でも、私が会うといつもオーラを感じる人が数人いるのですが、その数少ない1人が、その彼女でもあります。
日本で大手美容室の店長さんを務め、超多忙な美容室で唯一の美容師さんだったまさえさんは、毎日朝8時から夜12時まで、1日に30人ものお客さんの髪の毛を切り、スタッフへのレッスン指導から打ち合わせ、お店が閉まった後の会計まで全部引き受けるという生活を何年間も続けていたそうです。
いつも美しいまさえさん(c) Tomoko Ota
いつか髪を切ってもらいたいと思いつつなかなか実現しなかったのですが、昨日急にご飯に行くことになった流れの中での会話から、今日のヘアカットへと繋がりました。
NYでは、美容師さんの仕事よりも、自らがダンサーとして、ファイヤーダンスや芸者の舞に力を入れ、他にも、着付け教室を開講したりと自分がやりたいことに貪欲に取り組んでいるまさえさん。ダンサーとして自分を表現することが得意なので、普段も、自分が見られたいイメージ作りにエネルギーを注いでいるそうです。カラーセラピストの資格も持っているので、自分に似合うと色やその年の自分にとってのテーマカラーとなる色も知っているし、TPOに合わせて着る服を変えたりといったイメージ戦略も取り入れて、自分のイメージを確立していることを、今日教えてくれました。
そして驚くことに、1日に3、4回洋服を変えることもあるとか!ミーティングで会う人やミーティングの内容に合わせて、そのイメージに合った自分を演出しているそうです。
確かに、まさえさんは、どこでどういう状況で会うかによって、全然違った服を着ているし、それがどれも似合っているので、1年以上前に遊びに行った時の彼女の服装を私ははっきり覚えているほどのインパクトです。
大正ロマンのイメージ (c) Toshinari Yonishi
まさえさんは、NYで山野愛子の着付け教室も開いています。
そんなまさえさんのヘアカットはとてもユニーク。
髪の毛を切る前に丁寧にコンサルティングがあって、自分がなりたいイメージ(他人からどう見られたいか)やどんな色を目指したいか、変えたいところ、などを細かく聞かれました。
そして、私の答えを聞いて、まさえさんが髪型を決めてくれたのです。
長さも、形も、前髪の流れ具合も、今までと全然違った雰囲気になり、早速いいね、と言ってくれた友人がいて、嬉しいです。そして、夕方行ったイベントで、突然知らないアメリカ人男性(残念ながらタイプの外見ではありませんでしたが。。)にもすごく褒められました(笑)
個人個人に合ったスタイルを作ってくれるまさえさんの技術もピカイチで、日本で美容師さんの全国コンテストで優勝した経験を持っています。
美容専門誌で海外で活躍する日本人として掲載されたときの正恵さん。(c) Bob
競争の激しい世界でどうやって偉業を成し遂げることができたのか聞いたところ、努力だけでなく、優勝した自分を「イメージ」していたという答えが。優勝するとニューヨークへのご褒美旅行が副賞としてあったので、優勝してニューヨークへ来れるように事前にニューヨークへ一人旅をしてニューヨークのイメージをしっかりと脳裏に焼き付けて、日本で技術の向上に励んでいたそうです。
これは、どんなことにも通じるので、自分が実現したいことだけでなく、実現したその「先」にあるものやその「先」にいる自分をイメージすることが、夢の実現を大きく後押ししてくれるというまさえさんの言葉には、とても説得力があります。
才能溢れるエネルギッシュな友人からは刺激を受けることが多く、自分がなりたい姿、まずは1年後の姿をもう一度じっくり考えてみようと思います。
まさえさんのHP
http://colorfulartist.com/?page_id=2177
0歳と4歳のハーフの可愛いお子さんたちのお母さんでもあるまさえさん。
カットは完全予約制で土曜日のみイーストビレッジのサロンで行っています。