NY散歩

遊び心いっぱい☆ぜひ訪れたいマンハッタンの食器やさん

パンデミックをきっかけにがらっとお店が入れ替わったマンハッタン。
NYの中でも群を抜いて家賃が高いマンハッタンで店舗を経営するのは至難の業です。

パンデミックの時には政府からの返済不要の救済金も多く出されたものの、家賃も人件費も高い場所での事業は大変なのです。
そのため、残念ながらニューヨークの歴史を形作ってきた多くのお店が残念ながらシャッターを閉じることとなりました。

その中で、マンハッタンの一等地で元気に頑張っているのが、私の大好きな食器やさん、Fishs Eddy
ニューヨークに住んでいて知らない人はいないと言っても過言ではないぐらい有名なお店です。

このお店がそんなに有名なのにはいくつか理由があると思いますが、なんと言っても、オーナーの遊び心にあふれた店舗はいつ行っても楽しめるしかけとなっていて、ついついたまに足を運びたくなるのです。

先日、友人へのギフトを探しに久しぶりに訪れて、活気あふれる店内を見て、私の大好きなニューヨークのお店がこうして生き残っていることを嬉しく思いました。今日はそんな楽しいお店の様子を紹介したいと思います。

ウインドウからしてポップなお店。マンハッタンの中心、ユニオンスクエアから北へ徒歩数分の距離。フラットアイアンから南へ向かって歩いても行ける好立地。つい室内に篭りがちな退屈な冬を吹き飛ばしてくれるかのようなウインドウディスプレイです。なお、こちらのウインドウディスプレイは入れ替わりも早く、行く度に違うディスプレイです。

このお店を一躍有名にしたのは、手頃な値段で手に入るアンティーク食器のコレクション。お店のホームページによると、35年前、レストランが手放し、マンハッタンの街角に山積みになっていた食器を集めて売り出したことが始まりだそうです。丈夫で日常使いできるさまざまな食器が多くの人を惹きつけています。

私がこのお店に行くきっかけとなったニューヨークシリーズの食器の数々。以前はニューヨークのスカイラインやブルックリンの光景を描いたものなどイラストの種類、そして食器や雑貨の種類もかなり多かったのですが、ライセンス契約の終了(?)で今はその数はかなり限定的。数年前にこのシリーズが縮小していると知って急いで色々なものを買い漁ったのですが、その当時買ったトートバック等は今や売っていません。意外とニューヨークらしいお土産を見つけるのは難しいので、こうした食器はお土産にも最適です。

遊び心にあふれたPOPもこのお店の特徴です。このPOPは、NYの有名ハンバーガーチェーンのShake Shackとかけているのでしょうか?

なんともすごいセンスだと思った、「トップレスになろう!」というこのPOP。ふた(top)がない (less) ティーポットなので、Top lessになりかけた女性の肖像画が!

けっこう政治的でもあるこのお店。選挙の際に、お店の外にヒラリーとトランプのイラストを配していたこともありました。ここには、「投票は弾丸よりも強い」というメッセージが。

政治的な活動家たちをイラストにしたマグカップコーナーも。

店内にはこんな常設コーナーも。ペットの写真を持参するとイラストにしてくれるそうです。オリジナルのイラスト、かわいいですよね。

ニューヨークをテーマにしたさまざまなポスターも売っていました。イエローキャブの変遷を描いたこのポスター、なんとも面白いと思ってポスターの箱から取り出して写真を撮っていたら、たまたま隣にいた見知らぬ女性がこのポスターに目を奪われて、「なになに?」と話しかけてきたので、「面白くない?!」と返したら、お土産に買って行っていました。マンハッタンのイエローキャブですが、この写真の右下にもあるように今は日産車です。NYCが実施したコンペティション、"Taxi of Tomorrow"プログラムで晴れて選ばれて、2013年にお披露目された日産NV200はその後10年間、NYCのオフィシャル車として認定されたのです。

 

お土産に手頃な値段でかわいい食器やNYらしい雑貨が手に入るFishs Eddy。マンハッタンで欠かせないお店の一つです。
(ブログ表紙の写真は、United Statesとかけ合わせたユーモア溢れるPOPです)

☆Fishs Eddy☆
https://fishseddynyc.com/
889 Broadway, New York, NY 10003


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