アメリカ人がオリンピックより盛り上がるスポーツ

冬季オリンピックが開幕しました。アメリカ人は不思議とアメリカの外に目が行きにくい国民性で、過去にこちらのブログでも何度か書いてきましたが、オリンピックやワールドカップといった国際大会への関心も他国に比べて低く、海外旅行も近隣のカナダやメキシコどまり、という人は少なくありません。その最たる象徴が、America is No.1を豪語している現大統領とも言えるかもしれません。

そんな感じなので、今回、オリンピックが始まる1週間前ぐらいにテレビのニュースでオリンピックまでもうすぐです、と言っているのを耳にするまで、私は、この冬がオリンピックの年に当たることすら知りませんでした。

アメリカ人が一番好きなスポーツは、アメフト。野球やバスケ、アイスホッケーよりも絶大な人気を誇っています。

そのアメフトの祭典が、アメフトの年間王者を決めるスーパーボール。毎年2月の上旬に開催され、全米中の人がテレビ観戦するので、スーパーボールのテレビCM放映権は毎年天井を突き抜けたような金額まで跳ね上がり、それでも大手企業がこぞってスポンサーに名乗りを上げ、スーパーボールの時間帯に流すためだけのテレビCMを制作しています。

そして、ハーフタイムの目玉が有名歌手によるショー。今年はジャスティン・ティンバーレイクが登場しました。このショーの注目度も高く、毎年誰が選ばれるのか、そして当日のパフォーマンスがどうだったかをメディアはこぞって報道します。

テレビ観戦のお供は、アメリカのバーで定番のチキンウィング。この日は、全米で一番チキンウィングが売れる日だそうです。

国内プロリーグのアメフトよりも国際的で種目も多いオリンピックの方がずっと面白いのではないかと思いますが、アメフトの注目度は群を抜いていて驚かされます。

でも、私は激しく体当たりがあるようなスポーツが好きではないので、アメフトのルールも未だに分からず、ただ、話題にはついていけるようにと、ハーフタイムのショーだけは見るようにしています。

今年の冬のオリンピック、どんなドラマが生まれるのでしょうか。アメリカでは当然アメリカ人選手偏重の報道ですが、日本人選手の活躍をにも注目したいです。

ニューヨーカーの出会い方・その4

ニューヨークで働いている日本人は、大きく分けると駐在員組と現地採用組に分けられます。

同じ日本人と言っても、この両グループは違いすぎて、同じ社内であれば一緒に仕事をしたりと交わる機会はあると思いますが、プライベートな世界で、両グループが交わることはほとんどありません。

なぜそうなるかと言うと、駐在員組はニューヨークはあくまで短期滞在のため、常にニューヨークから戻った時のこと(ニューヨーク駐在をする人は優秀な人が多いので、ニューヨーク駐在の後、どの国に行きたいか、日本でどんな部署に戻るのか等々)に思いを巡らせていたりします。また、日本人といる方が楽だし、駐在員のコミュニティーが確立されているので、他社からの駐在員とプライベートでは集っています。

それに対して、現地採用組は、決して今の会社の地位が保証されているわけではなく(極端な話、明日解雇されることもあり得る世界です)、本当にアメリカに残ろうと思ったら、アメリカのやり方に慣れたりすることも求められるので、視線はアメリカを向いています。そのため、自然と駐在員組とは思考回路や興味の対象が異なってくるのだと思います。

私は駐在員の友人が少しだけいるのですが、話を聞いていると、驚くことばかりです。

最近の日本の会社は、若手に機会を与える目的や、独身を駐在で送った方が会社の負担が少ない(配偶者手当が不要だったり、住居も一人であれば狭めの部屋で大丈夫なので、会社負担の家賃補助も少なくて済む)との理由で、ニューヨークのような大都市には、独身を送る傾向が続いています(田舎の都市であれば、独身だと一人で暮らすのは厳しいのではとの理由から、あえて既婚者を送ることもあるようです。)。また、優秀で意欲溢れる女性たちをニューヨーク駐在に選ぶ会社も増えてきていて、8年前の私の渡米当初にはほとんど見かけなかった駐在員女性ですが、最近は割とあちこちで見かけます。

そんなこともあり、駐在員コミュニティーは出会いの場にもなっているようです。駐在員コミュニティーで派手に遊んでいて駐在員女子の間でブラックリストに載っている人がいたり、異国の地の寂しさを埋めるために、熱心に出会いを求めて活動している独身駐在員もいたりするようです。

さらに驚いたのは、日本よりもニューヨークでの方がより優秀で結婚するのにふさわしい男性に出会える可能性がはるかに高いと言って、そんな男性と仲良くなろうと躍起になっている駐在員女性もいるそうです。条件を追い求めるそのしたたかさにびっくりしてしまいましたが、駐在員の独身男女のニューヨークでの横のつながりは強いようです。

駐在の枠は、どの会社にも一定数あり、前任者が日本へ帰国する際にプライベートでの駐在員ネットワークのことを後任者への引き継ぎ事項の一つとして伝えるので、ニューヨークの駐在員コミュニティーには常に一定数の人が入っていて、頻繁にあちこちで飲み会も開かれていたりするようです。

私は現地採用組で、友達もそんな子たちばかりなので、たまに垣間見る駐在員コミュニティーの実態には驚くことも多いです。