NYでよくあるルームメイトとの暮らし

10年ひと昔という言葉がありますが、あと4日で、私は渡米10周年を迎えます。
心躍りながら、ニューアーク空港に降り立った時のことを鮮明に覚えているので、もうあれから10年とは自分でも感慨深いです。

10年前の私、と言えば、いま振り返ってみても驚くほど不運な事件ばかりに見舞われていました(その頃の様子は、2009年秋頃の記事をご覧ください)。でも、そのうちの一つ、ルームメイトにまつわる事件は、今思えば、英語力が足りなかった私は、家の契約時点から完全に相手に見下されていたために起こったのだと思います。

日本では、少し前に、シェアハウスを舞台にしたテレビ番組が流行っていたようですが、まだ赤の他人と住む、ということに抵抗を感じている人は多いと思います。
でも、ニューヨークでは、学生時代に限らず、社会人になってからも、ルームメイトがいる人はかなり多いです。

家賃が高すぎる上に、学生ローンの支払いを抱えている人も多く、さらには、新人レベルでの仕事でニューヨークでサバイブできるようなお給料を払う会社は、ウォール街の金融業界や大手法律事務所、グーグルなどの成熟したテック企業ぐらいではないでしょうか。経験が重視されるアメリカでは、新卒のお給料は一般的にかなり抑えられています。

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おしゃれなタウンハウスが並ぶブルックリンのパークスロープ。SATCの見過ぎで、いつかキャリーのようにタウンハウスに住んでみたい、と夢見ていますが、夢のまた夢。
NYでルームシェア、といっても、こういうおしゃれな建物ではなく、古いアパートでの生活が一般的です。

 

寮生活が基本のアメリカ
アメリカは、個人主義の国。ただ、集団生活で社会性を学ぶという趣旨からと、日本と比べて圧倒的に多い勉強量のため学校の近くに住む必要があること、からなのか、大学時代は学校内の寮に住むことが一般的です。たとえ学校が自宅から通える距離にあっても、寮に入っているケースがほとんどだと思います。

寮は相部屋。学生時代であれば、ルームメイトと一生ものの友達になることでしょう。

社会人になってもルームメイトがいる生活
驚くことに、アメリカでは、社会人になってからしばらくの間、ルームメイトと生活、というパターンは一般的です。
特にNYのように家賃が高すぎる都市では、なんとか家賃の支出を減らすために、ブルックリンやクイーンズでルームシェア、という話をよく聞きます。

運よく、大学時代の友人たちとルームシェア、というケースもありますが、他州出身であれば、友達がNYで社会人生活を送るとは限りませんし、NY出身であっても、友達と部屋の条件が合うとも限らないので、見ず知らずの人とキッチンやトイレ、お風呂を共有しての共同生活を送ることになります。

ルームメイトにまつわるあるある事情
家賃支出を減らせるというメリット以外に何のメリットもないのがルームシェア。
家に帰ってきてもリビングに他人がいるのはたとえ仲が良い友達だとしても気を使うし、綺麗さの度合いも人によって違うので、共有部分の掃除をめぐって喧嘩になるというのもよくある話です。それ以外にも、ルームシェアならではの事件は数々あるのですが、最近、アメリカらしいルームメイトをめぐる出来事を見聞きしたので、次回は、そんなルームメイトあるある事情をご紹介したいと思います。