お知らせ

走り抜けた2023年!

日本は新年を迎えましたね。皆さま、どのようなお正月をお過ごしでしょうか。
ニューヨークは新年まであと数時間ですので、恒例の今年の振り返りブログを書いてみたいと思います。

日々とりたてて大きな出来事もなく毎日が過ぎていっているように感じる私の人生ですが、数か月単位のスパンで見ると、いつも意外と大きく動いています。そのため、久しぶりに会う友達からは、いつも新しいニュースに驚かれることも。このブログを書くにあたって、手帳のページをぱらぱらとめくり返してみましたが、今年も変化の大きな年になりました。

自分の備忘録としてまとめたいと思いますので、長くなるかもしれませんが、ご興味ある方、お付き合いいただけたら嬉しいです。

2023年を一言で表現すると、「人生での次のステージへの橋渡しの年」だったように思います。様々な事情から手放したくても手放せずにいた自分の人生の大きな時間を占めていたものを、あることをきっかけに思い切って手放した夏あたりから、様々なことが少しずつ動き出しました。どんなものであれ、特にそれが自分の生活の基盤となっているようなものの場合、手放すのには意外と勇気がいりますが、手放した先の世界は、手放さない限り現れないことを、今回の体験でも改めて感じました。

私は意外と思い切りがよいのですが、それは、日本での監査法人勤務という安定した仕事を辞めて、無職で憧れのニューヨークへやって来た体験から来ているように思います。ニューヨークで仕事が得られる保証もない中、無職で貯金を切り崩しながら過ごした最初の年は、ニューヨーク生活の中で一番大変な一年でした。でも、私はあれから14年後の今、当時の自分からは想像もできないようなところまでやってくることができました。大きなリスクを取ったからこそ得られたものは計り知れません。

会社員であったことからwhite catという匿名で続けてきたこのブログですが、突然思い立って、この夏にwhite catというペンネームを手放すことにしました。そんな手放しも、今年の私にとっては今年の大きな出来事です。

2022年3月3日に一人で設立した私の会社は、早くも間もなく2周年を迎えようとしていて、今年の後半は仕事面で様々な出会いに恵まれた年となりました。日本企業、そして日本人がもっと米国で羽ばたけるように、との想いは設立時から一貫していて、2024年以降は、私にしかできないサービスに磨きをかけて、クライアントさんたちのお役に立てたらと思っています。

文筆家というのは気が引けて、ついつい「趣味」と言ってきた執筆活動ですが、今年は日本の大手メディアさんからお声掛けをいただいて、2度、記事を提供する機会に恵まれました。また、ビジネス系のネタを書く場としてnoteを始めたところ、NYのSUSHIの歴史を独自の視点でまとめた「NY・進化するSUSHIビジネスの行きつく先とは?」という記事が、なんと自身の誕生日の日にnote編集部による今日のおすすめ記事に選ばれるという驚くべき出来事がありました!
今月ホリデーパーティーで出会ったある男性は、本業と並行して執筆を行っていて、「文筆家、そしてXXX(本業)」と自己紹介をされていました。私も今後は、「文筆家、そして、会計士」として生きていきたいと思います。

執筆と並ぶ私の最大の趣味は食べることなのですが、今年もよく食べた一年でした。振り返ってみると、月に一度の頻度で友人たちが遊びに来てくれて、我が家で楽しい時間を過ごしました。ありがたいことに、今年も人、そしてご縁に恵まれた1年で、多くの友人たちに囲まれ、そして、あちこちからの紹介で、公私ともに新しい出会いも生まれました。

我が家で開いたみーちゃんの4歳のお誕生日会。私とみーちゃんがともにお世話になっている友人たちが来てくれました

今年はメッツの球場デビューも。ゴーストフォークで大人気の千賀選手の観戦にオリジナルTシャツで行きました

 

パンデミックで途絶えてしまっていた日本への一時帰国も3年半ぶりに果たすことができました。

人生100年時代に向けて、健康的な生活にも今まで以上に気を使った1年でした。春から秋の間は毎週のテニスのレッスンに加えて友人たちともテニスを楽しみました。今も月2の頻度でテニスを行うとともに、家では体幹を鍛えるためのストレッチをしています。

パンデミックのときに私のもとにやってきたソウルキャットのみーちゃんは、日々私に最大の癒しをもたらしてくれました。みーちゃんと暮らし始めてまだ4年弱ですが、みーちゃんがいない生活は考えられないほどに、私にとって大きな存在です。そんなみーちゃんも健康に一年を過ごすことができました。

飼い主と同じく食べることに目がないみーちゃん。特に日本のごはんが大好物で、私のかつおぶしはほとんどがみーちゃんのお腹へ

今まで種を蒔いてきたことが少しずつ実り始めたことを感じ始めた2023年後半。2024年は、そんな種が大きな葉をつけて成長できるような一年にできたらと思っています。

世界へ目を向けると、ウクライナや中東と、大変な暮らしを強いられている人たちも多い一年だったように思います。貧富の差、政治や宗教での対立など、地球上で多くの分断が加速してしまっている状況が少しでも改善することを願うばかりです。一市民としての私ができることは微々たるものとなってしまいますが、健康で暮らせているこの状況に感謝しながら、日々大切に過ごしていきたいです。

みなさま、今年もこのブログにお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

2023年12月31日、静かな年の瀬のニューヨークより
須能玲奈

(トップページの写真は、昨日行ったお茶会の様子。マンハッタンの一等地に親日家のアメリカ人がつくったお茶室は日本さながらの空間。除夜の鐘を聞きながら、静寂の時を過ごしました)


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