タイムリーに更新できず、少し古いネタとなってしまいましたが、Thanks giving(11月の第4木曜)の次の日はBlack Friday、そしてその直後の月曜日はCyber Monday。
どちらも、お買い物デーです。
Black Fridayは、1年で一番大きなセールが行われる日。
値引率は1年中でこの日が最大だそうです。Macy's等の大型デパートはこの日に限っては早朝からお店を開けていて、なんとMacy'sは5時開店でした。勤勉な日本人とは対照的なアメリカ人がこんなに早起きするとは驚いてしまいます!
そして、お店の前にはいち早くセール品を手に入れようとする人たちで長蛇の列。お正月の福袋を買い求める人たちのような行列ができていました(私はそんなに早起きできないのでテレビで映像を見ました)。
この行列ができる日は、取り付け騒ぎで銀行に大行列ができた大恐慌時代のBlack Mondayにかけて、Black Fridayと呼ばれています。
しかし、今年は少し様子が違うようでした。
あまりに長引き、そして抜け出す様子が全く見えないこの不景気のため、ブラックフライデーの日のセールをそのまま継続しているお店も多いようです。これは例年はなかったことのようで、ニュースでも取り上げられていました。
セールの継続は消費者にとってはうれしいニュースですが、それだけアメリカ経済の深刻さを示している現象でもあると思うと素直には喜べません。
売上減少は給料減額、さらなるレイオフを招き、失業率の増加、治安の悪化へとつながりますし、低所得者保護が増えれば彼らの生活保障のコスト増加が必至となり、それは税金の増加へとつながります。そして、ドル安円高となれば、日本の輸出産業にとって痛手となり、日本経済へもダメージを与えることとなってしまうと思うと、サブプライムに端を発した不景気の傷跡はあまりにも大きいです。
Cyber Mondayは、Black Fridayそしてそれに続く週末を外でのショッピングで過ごした人たちが、週明けの月曜日に今度は職場や家のネットでショッピングをする現象を指しています。
2005年に提唱された新しい言葉ですが、この月曜日のオンラインショッピングの売上が突出していることは、統計データ上も証明されています。
アメリカは、日本以上にネット社会。
日本では、クレジットカードの情報をネットへ入れることへの抵抗等からオンラインショッピングはあまり普及していないように思いますが、こちらでは、オンラインでしか手に入らないクーポン券、ネットのみでの割引もあり、ネットショッピングは一種の社会現象のように思います。
街では、この頃からクリスマスのイルミネーションが目立つようになりました。
これからは、すてきなデコレーションもどんどんアップしていきたいと思います。