「どうしてるかな、会いたいな~」と思っていた友人と、2日連続で偶然出会い、ハッピーな週末を過ごしていました。ある人は私がお気に入りのカフェで座ろうとした席の隣りに座っていて、そしてもう1人とは道端でばったりと遭遇。
広いマンハッタンで、奇跡のようです!
「引き寄せの法則」がきっと結びつけてくれたのでしょう。
私は、日本以外の海外に長く住むという経験は、ここNYが初めてなので、日本とNYとの比較しかできませんが、NYは女性にとてもやさしい街だと思います。
人種のるつぼNYは、アメリカ人以外に、ヒスパニック、ユダヤ人、ギリシア人、中国人、韓国人、少数派ながら日本人等々、文化や生活習慣、価値観が異なるあらゆる国の人々が集まっていますが、街全体にレディーファーストの文化が浸透しています。
席が埋まっていて、明らかに座れない状態の電車に乗るとき、誰が先に乗っても変わらないと思うのですが、後ろに並んでいる私に、さっと道をあけてくれて先に乗るように促してくれる人がいたり、
お店の入り口ですれ違ったとき、ちょっとの時間差があっても、ドア(アメリカのドアは大きくて重いです)を開けて待っていてくれることは100%と言っても過言ではありません。
そして、さらにビックリするようなこんな出来事も。
その1
日本の感覚からしたら普通だけれども、電車が混雑することがめったにないNYでは珍しく、人と人とが少し触れ合うぐらいの混み具合の電車に乗ったときのこと。
こちらの電車は、運転はかなり荒いのに、日本の電車のようにつり革がないので、かなり揺れます。あと2駅だったけれども、ドアの近くではなく、奥のほうへ入ろうと思って少し中へ行ってみたところ、なんと私の目の前に座っていた、70歳はゆうに超えていると思われるおじいさんが、私とたまたま目があった瞬間に、いきなり席を立ったのです。最初は何が起こったのか分からずにビックリして立っていたのですが、その方はどうやら私に席を譲ってくれたようで、それに気づいた周りの人たちも誰も席に座ろうとしませんでした。
混んでいる電車で、空席が1つあるのはなんとも奇妙な光景だし、席を譲ってもらうなんて申し訳ないと思って、
あわててその方に、「私あと2駅なんです。どうぞおかけください。」と言ったら、「いやいやいいんだよ~、座って座って」と促され、最後にも再びお礼を言って、私は電車を後にしました。
その2
友達と会う約束をしたときのこと。
日にちと場所は決まったのにいっこうに待ち合わせ時間が決まりません。
私は学生で、時間に融通はつくので、忙しい先方の都合に合わせようと思って、時間を提案してきてくれるのを待っていたのですが、当日朝になっても、何も連絡がありませんでした。
そこで、「私何時でもいいんだけど、何時頃がいい?」と携帯メッセージを送ったところ、
何言ってるの??というニュアンスたっぷりで、「君にとって都合がいい時間でいいんだよ~。」という返事が来たので、時間は私が適当に決めたのですが、いざ会ってみてビックリ。
ここ2ヶ月ぐらい、仕事が佳境でプライベートがほとんどなく、今でもまだその状態が続いていて、眠ったり食事をとっている時ですら、「仕事をせずにこんなことをしていていいのだろうか。」という罪悪感にさいなまれるほど、張り詰めた状態にいたようなのです。
文化の違いはあらゆる場面で感じ、そのたびに、驚くと同時に世界の広さを実感します。