遅ればせながら、あけましておめでとうございます
お正月、いかがお過ごしでしたか
通常のアメリカ企業はこの時期は、会社は12月24日25日のクリスマス休暇、31日、1月1日のお正月休みしかなく、この国にはお正月を愛でる文化がありません。
そんなことから、昨年のこのブログでも書きましたが、お正月だから何かをしよう、という特別な発想もこの国にはありません。年末年始はカウントダウンパーティー、タイムズスクエア等でのカウントダウン、混雑が嫌いな人は家でタイムズスクエアのカウントダウンのテレビ中継を見るというのがニューヨーカーの過ごし方です。
紅白から行く年来る年までをだらだらと見て、深夜に近所の神社に初詣に行き、年が明けてからはおせち料理を毎日食べながら箱根駅伝に燃えるという伝統的日本のお正月ライフが大好きな私は、せめてお正月気分を味わおうと、年越しそばを家に招いた友人たちに作り、年が明けてからは日系スーパーで調達したおせちに自分で作った料理を加えて、せっせと食べ続けていました
でも、和食が好きな外国人の口にも、ちょっと特殊な伝統料理であるおせちは合わないようで、結局買った伊達巻もかまぼこもまるごと1本一人で食べることに
NYでのお正月は毎年こんな変わった年明けです
そんなことから、年が明けた感覚も全くなく、お正月ぼけという感覚からも無縁で、年明け6日しか経っていないほどフル稼働しています。
2010年を一言で表すと「激動」の1年でした。こんなに大きな変化はないというほどに浮き沈みの激しい年でした
アメリカでの生活にもすっかりなじみ、アメリカと日本それぞれの長所、短所を客観的に眺める余裕がでてきました。色々なハプニングに遭遇した1年でしたが、何が起こるかわからないこの街で生き延びるための術が少しずつ分かるようになってきました。
日本と違い、何もしなくても誰かが自然と助けてくれたりうまく物事が進む便利な世界とは違い、自分でずんずん進んでいかなければ何も起こらない街NY。その一方で、どんなことでも、たとえそれが前例のないことであっても、絶対にあきらめずに地道に努力を続ければ、それを可能とする後ろ風が吹いてくる街NY。
憧れだけでやってきて、すべてが新鮮で色鮮やかだった1年半前とは全く違う視点で、いま私はこの街と向き合っています。いろんな可能性を提供してくれるこの街で、やってみたいこともどんどん出てきました。それらを形にするべく今年は走り続けていきたいと思います。
そして、このブログでは、NYに住んでこそ分かるこの街のあれこれを引き続き発信していきたいです。
閲覧者は開設当初の6倍にまで増え、日本のどこかで読んでくださっている方からメールをいただく機会をもつにつれ、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いもさらに増してきました。
今年もみなさまにとってすばらしい飛躍の1年となりますように
2011年もどうぞよろしくお願いします
N.Y.に恋して☆管理人