アメリカ人にとって、クリスマスと並ぶ2大連休であるThanksgivingの4連休の週末も終わり、街はクリスマスに向けて一段と華やかになりつつあります
あの有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式を明日30日に控えたNYの夜です。
Thanksgivingの週末は、アメリカの小売業界にとっては、年間の売上を左右するほどに重要な週末でした
なぜなら、Thanksgivingの翌日はBlack Fridayと呼ばれ、アメリカで年間を通じて最大の値引率でセールが行われる日、そしてThanksgiving明けの月曜日はCyber Mondayというオンラインショッピングが最もお得な日だからです。
特に、Black Fridayの売上次第で小売業界の業績は大きく変化し、そしてこの日の売上高で景気回復の指標も分かるというほどに、この日はアメリカ人のほとんどが買い物をしに街に繰り出す日でもあります (過去のBlack Fridayの記事はこちら からどうぞ)
Thanksgiving恒例のパレードを主催しているMacy's(NYの風物詩でもあるMacy'sのパレードの様子はこちら からどうぞ)は、今年のBlack Fridayは、例年は早朝オープンのところを前倒しして午前0時にお店を開け、大きな話題を呼びました。休日を大切にするアメリカ人が真夜中から働くとは考えられないことですそれだけこの日の売上にかける思いが大きいのだと思います。
しかし、Black Fridayは洋服等よりも家電製品が大幅に値引きされることで知られていますBest Buy(アメリカ版ビックカメラ)等では数量限定で原価割れ必至のセールを行うことから、こうしたお店の前には真夜中から長蛇の列が。
私は特に欲しいものもなかったので、夕方遅くに街へ出かけてみたのですが、そんな時間帯でもMacy's近くにはあふれんばかりの人がいて、渋谷のスクランブル交差点を思い出しました。
こちらは、現在NYで大躍進中のUniqloの最新店舗Herald Square店。5番街の1週間後にオープンし、Macy'sからわずか1ブロックという好立地でいつも大混雑。日本流によく訓練されたアメリカ人の店員さんたちがたくさんいて、アメリカでは得られないカスタマーサービスの良さに感動します
なぜこの時期にこんなセールが行われるかというと、アメリカ人はみなこの時期にChristmas shoppingをするからだそうです家族や親しい友人にクリスマスプレゼントを買うため、クリスマス前のこの1ヶ月は小売業界にとって大切な1ヶ月
なお、アメリカの会社の多くは12月決算のため、本当に物が安くなるのは、クリスマス明け大晦日までの1週間だそうです。そのため、自分のための買い物はここまで待つのが賢明なようです