数日遅れですが、Happy Valentine's Day
日本よりはるかに国民の祝日が少ない国アメリカ祝日が少ないので、既存の祝日はアメリカ人にとっては一大行事ばかり。July 4th, Thanks givingといった大きな休日にはHappy July 4th, Happy Thanks Givingといった感じでテキストメッセージを送り合ったりしますそんな中で、祝日ではないけれど、みんながドキドキワクワクするのが2月14日「Happy Valentine's Day」といった声があちこちから聞こえてきます
アメリカ人が皆ビックリするのは、日本のバレンタインデーの祝い方。それは、アメリカとは正反対だからです。
バレンタインデーは、男性にとってとても忙しい日でもありますアメリカ人男性にとっての典型的なバレンタインデーの過ごし方は、こんな感じです
バレンタインデー事前準備:すてきな花束をリサーチして、当日彼女のもとに届くように手配(みんなが花束を送るので、かなり前もって準備しないとバレンタインデー当日には届きません。)
バレンタインデー当日:朝宅配業者が、彼女の自宅or彼女の職場にサプライズで花束を配達
日中:同僚と「Happy Valentine's Day!」といってお祭り気分にすてきな花束をもらっている女性には、「すてきですねー。」と話しかけたり。
定時後:彼女をバレンタインディナーに招待。既婚男性であれば、花束を持って帰宅
なんだかドラマのような世界ですが、これがNYで起こっているバレンタインデーのごくごく通常の光景です
なお、私はこの時期が年間で一番忙しい時期でもあり、みんなオフィスにいないので、残念ながらこんな光景は見ることができませんでしたが、お客さん先では、確かに大きな花束が届いている女性がいました。プライベートを社内に持ち込んでいるようで、日本人の感覚からしたら不思議な感じですが、超オープンなアメリカでは普通の出来事なのが面白いです
私は、その日はアメリカンガール3人と仕事。アメリカンガールといっても、人種のるつぼのNY。彼女たちのルーツは、イタリア、インド、韓国。そして日本人の私。ちょうど4人いるので、プチsex and the cityの世界かもしれません
私たちは会議室でカップケーキでバレンタインデーのお祝い。CRUMBSはNYでは知らない人がいないぐらいに有名なカップケーキやさんで、街のあちこちに店舗があります。
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かなり甘く、そして特大アメリカサイズですが、一度はぜひ試してみたいカップケーキ。手のひらサイズのカップケーキがいろんな味が楽しめておすすめです
いつもひょうきなインド人の女の子。
「なんかさぁ、今朝全然知らない人から、Happy Valentine's Dayとかいうショートメールが来たよ。ジャンクメールみたいにいろんな人に送って反応見てるんだろうねー。」
「と話している矢先に、従兄弟から連絡きたんだけど、彼、15人もの女の子にHappy Valentine's Dayってメッセージ送ったんだって。超ありえないどうやって15人の子とのやりとりを操るんだろうねー。」
そして、いつも陽気なイタリアンガール。
「家に荷物が届きましたって、ドアマンから連絡来たよでも、今日届く予定の荷物なんてないんだよねー。もしかして、ある人が別の女性に送ろうとしたバレンタインデーのプレゼントが間違えて、私のところに届いたのかなぁ。でも、宛名見て、違いますってその荷物をまたドアマンに戻すのって、ちょっと負け犬みたいで恥ずかしいな。」
なんて話しをひそかにしていたら、クライアントの優しい男性が哀れに思ったのか、チョコレートをくれました。
彼が会議室を立ち去ったら、すかさずイタリアンガールが、「このチョコ、絶対あの人、同僚の女性のところに届いたバレンタインデーのプレゼントのチョコをこっそりもらってきて、私たちにくれたに違いないよね。だって、彼あんまり甘いもの食べなそうだし。どこから来たか分からないチョコだけど、いいや食べちゃえ!」といって、小さなチョコを口にしていました。
ほのぼのしたバレンタインデー日米の文化の違いはとても面白いです