最近、ブルックリンにはまって、ほぼ毎週のように遊びに行っています。
ブルックリンと言ってもそのエリアは広く、エリアごとにそれぞれ特色があり、また、どのエリアに行くかによって、乗る電車も異なってきます。日本でも最近注目されつつあるブルックリンの楽しみ方をこのブログでも、今後ご紹介していきたいです。
先週末は、友人に誘われて、ブルックリンで開かれている面白いイベントに参加してきました。その名も、Mad Hatter's Tea Party! Mad Hatterは、「不思議の国のアリス」でお茶会を主催している帽子をかぶったキャラクターです。そのMad Hatterが開くお茶会があるというのです。
そのお茶会の会場は、ブルックリンといっても、観光に人気のウィリアムズバーグ地区から少し中に入った静かな駅から歩いて10分ぐらいのところにありました。駅を出ると、マンハッタンとは違って低層の建物が立ち並び、空がかなり近くに感じられるような、まだ工場と住居が交錯した不思議な空間が広がっています。
そんな中を歩いていくと突如登場した空き地に、ロンドンを彷彿とされる真っ赤な2階建てバスが目に入ってきました。ここがお茶会の場所です。
おしゃれに飾り付けされたバス。ウェルカムドリンクとともに。
お茶会開始の時間になると、主催者のお姉さんがウェルカムドリンクをふるまってくれました。なんとも爽やかな味。お茶会のため、イギリスのティーカップを使っていますが、実はお酒でした。
そして、バスの二階へ通されたのですが、そこに広がっていたのは、まさに、不思議の国のアリスのお茶会のような光景。2時間のお茶会が始まりました。
バスの中の飾り付けも凝っています。
イギリスアクセントの英語でユーモアたっぷりに司会進行するお姉さん。発声法も本格的で、このお茶会は、間違いなく女優さんの仕事のかたわらでの企画だと思います。
20人ほどの参加者が、3つのグループに分かれ、3人の主催者の人たちがそれぞれのグループについて、次々に飲み物を作ってくれます。その飲み物は、どれも、独特の色。絵本の中でしか出てこないような色の飲み物ばかりです。ティーカップにつがれた飲み物とお菓子を食べながら、次々に出てくる仕掛けにわくわくしたあっという間に2時間でした。
お茶(実はお酒)を注いだり、お茶の上のふわふわのフォームのデコレーションは自分で行います。
一見不味そうな色ですが、どのお茶もさっぱりしていてとても美味しかったです。
お酒があまり強くない私は、残念ながら、どれも味見程度しか飲めませんでしたが、非日常の空間で素敵な土曜日の午後を過ごすことができました。
ニューヨーカーは、楽しいことが大好き。大人になっても、こうして遊び心を忘れずに、大人が楽しめるイベントを開いてくれる人たちがあちこちにいて、いつもどこかしらで面白いことが行われているのが、ここニューヨークの特徴かもしれません。そして、そういう機会があると張り切って参加するのもニューヨーカーならでは。今回も、ティーパーティーさながらのドレスやおしゃれな帽子を身に着けて来ている人たちもいました。
このイベント、人気で9月まで延長されることになったそうです。
ご興味ある方、ぜひティーパーティーに参加してみてください。(近隣は夜になると少し暗そうな地域ですので、日が暮れる前までの回がおすすめです。)
https://secretnyc.co/official-mad-hatter-stepping-off-brooklyn/
そして、この会場と最寄駅の間に位置するのがこちら。お茶会の後にぜひ。
福岡発の日本でも人気の一蘭。ブルックリンにオープンしたことは聞いていましたが、なんとこんなブルックリンの外れにありました。隣に製麺所も抱える一大スペース。日本と同じ味を楽しみました。(アメリカの店舗は一蘭独特の敷居の席に加えて、通常のテーブル席も多数あります。)
麺の硬さ等を選ぶ方式は日本と同様です。