ごはんが美味しく、みんな親切で、街がきれいで、コンビニは24時間開いていて、電車は時間通りに来て・・・。
NYになくて日本にあるものを挙げ始めたらきりがありません。
こんなに豪華ランチが、東京では感動の1000円!更には明太子が食べ放題。ニューヨークの大戸屋での定食ランチは、一人3000円です。。
こうした細やかな文化は、日本ならでは。せっかくの日本滞在なので、和菓子教室に参加して、練り切りを作ってみました。
そんな時、とっさに「日本になくてNYにある楽しさもあって、私の人生はトータルで見たらNYにいる方が楽しめるの。」と答えていましたが、もっと掘り下げて考えてみると、NYの一番の魅力は、NYでは世界の最先端が見られること、そして、世界を舞台に生きている人たちに出会えること、だと思います。アメリカのすごいところは、過去のしがらみや学歴や経歴、育った家庭環境に関係なく、良いものが認められるところにあると思います。
だからこそ、いまや私達の生活に欠かせない製品やサービスを生み出しているアップル、グーグル、フェイスブックといった名だたる企業は皆アメリカから生まれています。
そしてNYは、そんなアメリカの中でも、叡智が結集したところ。
NYにいれば、世界を旅することなく、世界各国の人たちと、日々の生活の中で簡単に知り合うことができます。
自国を離れるというリスクを負ってまでアメリカに移住してきた彼らには、それなりの人生のストーリーがあります。
そんな話を聞くと、今世界で何が起こっているかをどんな社会科の教科書よりも肌で感じることができます。
また、技術やアイディアで世界をリードしているアメリカ企業を生み出してきた土壌を自ら踏み、そんな空気を直接吸って暮らせるということが、私の人生をどれだけ豊かにしてくれているかは、ニューヨーク生活が3年を過ぎた頃、私がアメリカ人だらけの環境で働いた頃から徐々に感じてきました。
一見矛盾しているようですが、海外での不自由な暮らしを通して、日本に住んでいる人よりも日本の良さや日本の素晴らしさに気付いている私が、それでもNYに住むという選択をしているのは、私が真剣にNYに恋しているからなのです。