今年もあっという間に大晦日。このブログも、今月後半、更新が間に合わないまま、今年最後の記事となってしまいました。
みなさま、いかがお過ごしですか。
アメリカでは、この時期の挨拶は、"Happy Holidays"
色々な宗教の人が暮らしているため、Merry Christmasではなく、Happy Holidays。
11月末のサンクスギビング明けから、街中ではホリデーシーズンの飾り付けが見られるようになり、クリスマスツリーだけでなく、今月前半は、ユダヤ教のハヌカのお祝いのためのろうそくも、街を静かに照らしていました。
ホリデーシーズンには、５番街の高級デパートやブティックがこぞってお店の外のショーウインドウを華やかに飾ります。それぞれ、毎年テーマを決めた飾り付けをするので、毎年このディスプレイを楽しみにしている人も多いです。こちらは、トランプ大統領が大統領就任前に居住し、いまもNYに来るときには滞在している５番街のトランプタワー。また、この記事の表紙写真は、NYを代表するロックフェラーセンターのクリスマスツリー。
ニューヨークに渡ってすぐの数年間は、生活の立ち上げや就職、ビザのことで頭がいっぱいで、ホリデーシーズンの良さにあまり気づかずにいました。この時期の街の美しさを実感するようになったのは、ここ数年のことです。
こちらは、５番街で毎年お馴染みのスワロフスキーの星。左側の華やかなビルは、ティファニー本店です。
超がつくほど高級なデパート、バーグドルフグッドマンは、今年も華やかなディスプレイ。女性には可愛いさよりもセクシーさが求められるアメリカでは、人形もセクシー。
こちらもバーグドルフグッドマン。
お祭りごとが好きなアメリカ人の年越しは、カウントダウンのパーティー。日本のように静かに新年を迎えるのではなく、クラブやバーに繰り出して、お酒を飲んだり踊ったりしながら時計の針が０時をさすのを待つのです。また、お正月の文化がないため、クリスマスツリーも、年が明けて２週間ぐらいまでそのまま飾られています。
今年は、アメリカの小売業界にとって厳しい年でした。オンライン攻勢に苦戦し、NYを代表するデパート、Lord&TaylorとHenri Bendelはこの冬でNYから去ることになりました。こちらは、最後の閉店セールで賑わっていたHenri Bendelの天まで届く勢いの豪華なディスプレイ。Henri Bendelの象徴となっていた縞々模様がもう見られなくなるのは残念です。
５番街で一番人を集めていたのは、高級デパート、Saks 5th Avenueの壮大な装飾。様々な色に点滅し、時間によっては音楽も鳴り出す凝った装飾で、デパートの前で足を止めて行く人たちが多く、５番街はごった返していました。
今年は、みなさまにとってどんな年でしたか。
平成最後の年越し。一時代の終わりを感じるとともに、新しく始まる年に心踊っている方々も多いのではないかと思います。
私にとって2018年は、グリーンカードの取得という渡米当初の目標を達成し、9年の時を経て、NY生活の「序章」を締めくくった忘れられない年になりました。やっと始まった私のNYでの「第1章」。来年に向けて、早くもやりたいことで頭の中がいっぱいです。
今年も健康で楽しいNY生活を送ることができたこと、そして、このブログを楽しんでくださり、応援してくださっている読者の皆様に感謝し、今年最後の記事を終えたいと思います。
皆様、良いお年をお迎えください。
