前回に引き続き、2005年のスタンフォード大学卒業式でのジョブスさんの祝辞です。
アメリカでは誰もが知っているのではないかというぐらいに有名なこのスピーチ。ジョブスさんは3つのことを語りました。
connecting the dots
love and loss
death
前回は、人生何が起こるかわからないというconnecting the dotsについて記した(前回の記事はこちら からどうぞ)ので、今日は残り2つのお話についてです。
後半部分のリンクは下記からどうぞ(リンクはなぜか上手く飛ばないので、コピペしてください。英語字幕付なので、英語の勉強にも最適です。)
love and loss
20歳のときに友人と二人で自宅横の車庫で始めたコンピュータ製作から、たった10年にして売上20億ドル、従業員4000人の会社に成長したアップルしかし、自ら創業した会社を自ら同士として招き入れた人たちにより30歳にして解雇されてしまったジョブスさんシリコンバレーを去ることすら考えたというどん底の時を過ごしたのですが、いつまでも彼の心に残っていたのは、「自分がやっていたことが大好きだということ」そのため、1からやり直すことを決意するのです。そして立ち上げたのが、NeXtとPixarPixarは、今では誰もが知るアニメーション映画会社。その過程で、生涯の伴侶にも出会いました。そして、アップルがNeXtを買収したことを機に、ジョブスさんはアップルに返り咲くのです
こうした経験からジョブスさんは、自分がやりたいことに耳を傾けて没頭すること、もしそれがまだ見つかっていないなら探し続けること、と力強く語りました
death
末期症状のすい臓がんを宣告されたジョブスさんしかし、手術時に先生が涙を流したというほどに珍しい、手術で再起可能であるがんであることが分かり、当時は一命をとりとめたのですが、そのときに、「死はどんな人でも避けられない、いま若い人たちもいつかは老いてその日がやってくる。そうであるならば、誰かのために生きるのではなく、他人の考えに左右されることなく、他人の意見にかき消されることはないように。自分の気持ちと本能に従う勇気を持とう。」と強く思ったそうです。
日本で思われている以上に学歴社会のアメリカどんな大学を出て、どんな友人・知人がいるのかが重要な世界。しかし、たとえ大学をたった半年で中退したとしても、優れた能力と豊かな想像力を持ち、皆に必要とされる存在であれば社会に評価してもらえる土壌があるところが、日本とアメリカの大きな違いだと思います。ジョブスさんはアメリカであったからこそ生まれた天才であると思うし、固定観念を打ち破る数々のヒット商品で私たちの生活様式や考え方をも変えた偉大な人であると思うと、その早い死が残念でなりません。
10月14日はiphone4Sの発売日でした。その直前は、「予約した品が届くのが待ち遠しい」という会話をあちこちで耳にしたし、そしてNYのターミナル・グランドセントラル駅では来年に向けて、着々とアップルストアの建設が進んでいます(新たなNYの観光名所になるであろうアップルストアはこんな感じ )。
昔はあんなに洋食派だったのに、いまではすっかり和食派。街中どこでも手に入るサンドイッチは、なくても生きていけそうです。日本にいた頃だったら考えられないのですが、日系スーパーで手軽に作れる漬物セットをゲットして初挑戦。あまり期待していなかったけれど、意外とちゃんとした味でした。次回はもうちょっとぱりっとした漬物になるように工夫してみないと