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NYで引っ越し7回の自称引っ越しのプロがまとめた引っ越しのコツ

ミラノ、コルティアでの熱い戦いの一方で、歴史的とも言われる寒さを記録してきたニューヨーク。1月後半から2月頭にかけてはマイナス10度を下回り、体感温度でいうとマイナス20度以下という日もあった日々からようやく抜け出せたと思いきや、またしても雪の週末です。

オリンピック開幕を記念して、ロックフェラーセンターに設けられたアメリカ代表のユニフォームスポンサーであるRalph Laurenによる氷の像。

セントラルパークの貯水池。氷点下の日々からようやく抜け出したものの、長引いた氷点下の影響で分厚い氷の状態に。

ニューヨークがそんな極寒に見舞われるぎりぎりのタイミングで、先月半ばにニューヨークで7度目の引っ越しをしました。16年半で7回の引っ越し。単純計算すると平均2年程度で引っ越しているというなんともせわしないような感じになっていますが、渡米後最初に住んだ物件がとんでもない場所で1ヶ月で引っ越したこと、6件目の家が私が借りた初年度に大家さんが物件売却を決めたため、1年の契約が切れるタイミングで退去を余儀なくされたこと、という事情が私の引っ越し回数が極端に多くなっている原因でもあります。

それ以外の引っ越しは、ライフスタイルの変化や転職など、いずれも自分が決めた引っ越しです。それも、変化の早いニューヨークの街ならではかもしれません。

こうした住まいの変化は、賃貸だからというだけではなく、購入した物件についても当てはまります。日本では生涯住む家として一大決心の末にマイホームを購入するというパターンが一般的だと思いますが、アメリカ人はライフスタイルの変化に合わせて家を買い替えていきます。例えば、子供が生まれたら大きな家に引っ越しをし、子供が巣立っていき夫婦だけになったら、小さな家へと買い替えを。また、老後はニューヨークの家を売って暖かいフロリダへと引っ越す人も多いのです。

私は日本でほとんど引っ越しをしたことがないため、ニューヨークでの引っ越し事情を日本の場合と単純比較することはできませんが、日本のように物事がスムーズに進むことばかりではないアメリカという場所柄を考慮すると、アメリカでの引っ越し時に知っておきたいことはいろいろあるのではないかと思います。

今日は、アメリカでの引っ越しの際に知っておきたいことをまとめてみました。

引っ越し業者選び
引っ越し業者は、値段も質も様々。駐在員向けの引っ越しパッケージを提供している日系の引っ越し業者は、質の良さは間違いないと思いますが、総じてかなり高いため、駐在員以外の人はあまり利用しません。

地元の引っ越し探しで頼りとなるのは口コミ。インターネットでの見知らぬ人たちの口コミよりも、自分の友人知人など身近な人たちの口コミが何より頼りとなります。アメリカの引っ越し業者の品質はぴんきりで、有名引っ越し業者=質が高いサービスとは限らないので注意が必要です。経験が浅いスタッフが派遣されて家具が傷ついてしまったなどという問題も起こりかねません。

また、明朗会計であることも重要ポイントです。以前頼んだ引っ越し業者は問い合わせへの対応が良く、料金体系も事前に明確に提示してくれたのでお願いしたのですが、当日になってなんと大幅アップとなりそうになり、慌てて本社のスタッフにヘルプを頼む事態となりました。その際は、事前にテキストメッセージでやりとりしていた記録があったため、スムーズに交渉ができました。金額については、必ずメールやテキストなどの記録という形で残しておくことが大切です。

なお、今回の引っ越しでは、以前お願いして値段、対応ともに素晴らしく良かったこちらの業者に再びお願いしました。

引っ越し準備
私のようにあまりモノが多くない人でも、引っ越しとなるとパッキングはかなり面倒です。以前、引っ越し当日朝になってもパッキングが終わらず、しかも段ボールが足りなくなって急いで買いに走って大変だったことも。それ以後、友人のアドバイスで、段ボールをやめて、プラスチックのケース(英語で言うとplastic bin)をレンタルすることにしましたが、これは本当に便利でおすすめです。

段ボールとの大きな違いは2つあります。1つは、組み立ての手間がないこと。段ボール一つ一つを組み立てる作業は一見大したことはないですが、数が多くなると面倒です。一方で、プラスチックケースはその手間がかかりません。プラスチックケースのもう一つの利点は、出し入れが可能なことです。プラスチックケースの場合、しまった後に必要なものが出てきた時でも簡単に取り出すことができますし、後から追加でしまいたくなったときにもすぐに対応することができるのです。

こちらがそのプラスチックケース。大きさは通常の引っ越しの段ボールと同じぐらい。既に組み立てられた状態で配達されるので、中にモノを詰め込んだら、あとは上の蓋をするだけ。

アメリカにはプラスチックケースのレンタルを専門にしている会社があり、インターネットで申し込みをすると指定した日にプラスチックケースを届けてくれて、引っ越し後の所定の日にケースを引き取りにきてくれます。

住んでいた家は最後まで丁寧に
引っ越し前は何かと慌ただしいかと思いますが、「終わりよければすべてよし」ということわざもあるように、家をある程度きれいにしてその家を去ることが大切だと私は考えています。新しい家での良いスタートを切るためにも。

退去後に大家さんは家の状態を確認した後に敷金を返却してくれますので、もし、経年劣化以外の理由でついてしまった気になるような傷などがある場合は、自分で修理しておいた方が良いです。

新居のチェック
アメリカの物件は、入居時に完璧な状態であることは少ないと思って間違いないです。でも、そのまま何も言わずに受け入れてしまうと、問題がなかったと思われてしまうため、入居後数日以内に家の状態を全部チェックして、問題があると思われる箇所については写真を撮っておいたり、ビルの人に即座に報告して修理してもらったりすることが必要です。そうでない場合、退去時に、こちらがつけた瑕疵ととられてしまう可能性があり、敷金が満額返却されないかもしれなくなってしまうため、注意が必要です。

ビルのスタッフや大家さんへの挨拶
アメリカでは日本以上に人間関係の構築が大切です。日本では、サービスの質が一定水準以上に保たれていますが、アメリカの場合、その人との関係性によって対応が異なることも。そのようなことから、新居のビルのスタッフや大家さんと入居間もない頃から仲良くなっておくことは大切です。

今回の引っ越しは7回目で過去のノウハウがあった上に、引っ越し業者のスタッフの働きぶりが素晴らしく、新しいビルのスタッフも今まで住んだビルの中でだんとつに良いという幸運に恵まれ、スムーズな引っ越しとなりました。

新居はまだ家具もすべてそろっていず仮住まいのような感じですが、あまりに快適で、1か月前に引っ越したとは思えない気分です。物件探しのコツや引っ越し業者のお兄さんたちとの会話も別の記事で追って紹介したいと思います。

家に懐くと言われている猫ちゃんですが、みーちゃんは早くも新居に慣れて、今ではソファの上でくつろいでいます。写真は私の足にしがみついている何ともかわいい姿!

 


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