NYで日本人以外の友達を作ることは、なかなか容易ではありません。
やはり、人間も動物。自分と同じような人といると居心地が良いので、自然と、自国の人同士で固まる傾向があります。驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、NYに長年住んでいながら友達がほとんど日本人、という人は、意外とたくさんいます。英語の勉強をそれなりに頑張り、自ら何らかの形でアメリカ社会に入っていこうという努力をしない限り、日本人以外の友達はできません。これは日本人に限った現象ではなく、中国人や韓国人の結束の強さは日本人の比ではないですし、両親がイタリアやギリシアの移民である人たちも同じようなことを言っていました。こうしたコミュニティーにいれば、母国語だけで、あえて英語を頑張って勉強しなくても暮らせてしまうのが、人種のるつぼ、ニューヨークなのです。
過去3回に渡って、日本人以外の友達を作る方法を検証してきました。
日本人以外の人たちに囲まれた生活でいながら、日本人以外の友人を作るのがどれだけ大変かを書いた第一回。
職場での交友関係について書いた第二回と第三回。
今回は、職場以外の場所で日本人以外の友人を作る方法についてです。
そちらについては、過去記事が出てきました。改めて読み返してみましたが、その当時と今も思っていることは一緒でしたので、ぜひこちらをご覧ください。
そして、その記事の中で紹介した日本人以外の友人を作る方法の一つ、language exchange partner(ペアで自分の母国語を教え合う制度。大学付属の語学学校で、日本語を学んでいる大学生をマッチングしてくれます。それ以外には、語学学習のパートナーを見つけるオンラインサイトもあります。ただし、こちらはオンラインという特性上、必ずしもそういった純粋な目的で登録している人ばかりではないことに注意が必要です。)は、日本では見かけない面白い制度だと思います。
☑️ 実践英語の勉強にもなるlanguage exchange partnerについて
☑️ ちょっとした驚きから始まったlanguage exchange partnerと初対面の日
☑️ language exchange partnerくんとのその後
今振り返ってもかなり貴重な体験をlanguage exchange partnerとしていますが、その時のレポートがこちらとこちら(2話シリーズです)
私は、このlanguage exchangeで、素晴らしい人と出会うことができました。年は私より10歳ぐらい下ですが、私は彼に、英語のみならず、いろいろなことを教えてもらってきました。今となっては友人で、英語を教えてもらうことはないのですが、二人で会う時は、8割ぐらい友人が話しています。どこからそんなに話題が出てくるのかと思うほどの知識量で、そんな友人と出会えたのも、語学学校に提出した1枚の紙切れがきっかけだったと思うと、ニューヨークは面白い街だと思います。