私は外に出かけて新しいことを見聞きするのが好きなので、週末もいつも友達との予定がぎっしり詰まっているのですが、今日は1年に1日か2日あるかないかという全く何も予定がない週末でした。
どこにも行かずにのんびりと過ごそうと決めたので、お昼は顔見知りのオーナーが共同経営する近所のカフェへふらりと出かけてみました。
このカフェのオーナーは、以前こちらのブログでもご紹介したこの方。
どういうわけか日本人女性のことを気に入っていて、私にもいつも親切にしてくれるし、過去記事でも書きましたが、お世辞とは言え、顔を合わせると"You are beautiful!"と必ずおだててくれるのでたまに足を運びたくなるし(笑)、話相手にもなってくれるので一人で出かけるのには最適なカフェなのです。
欧米の人は感情表現が豊かですが、久しぶりだったこともあり、とても喜んでくれて、テイクアウトではなくてお店で食べて行ったらと言われ、北アフリカ料理を楽しみました。
そして、その合間に、その方の母国アルジェリアの話を聞くのは、生の地理の勉強をしているようです。
その後、近所の日系スーパーへ。
最近別のスーパーへ行く機会が増え、このスーパーからは何ヶ月も足が遠のいていたのですが、さつまいもはここでしか売っていないのでお散歩がてら出かけてみました。
このスーパーの近くのホテルの1階には、期間限定のポップアップストア用の小さなスペースがあるのですが、今日はおしゃれなカバンが数多く並んでいる店舗に惹かれて、ふらりと中へ入ってみると、イタリアのフィレンツェからやって来たという老舗カバン屋さんの期間限定のお店になっていました。
お店のロゴが入ったおしゃれな本革のハンドバック。
NYの友人を頼って、初めての出店で慣れないながらも頑張っているというイタリア人の店員さんは、代々続く老舗カバン屋さんの息子。全て本革の手作りという丁寧に作られたカバンなのに破格の値段。その店員さんに説明してもらいながら色々な商品を見せてもらい、思いがけず素敵なポシェットに出会うことができました。
(ネットで見たところ日本では個人輸入業者が扱っているようですが)日本へはまだ未出店で、フィレンツェの店舗へ直接買いに来る日本人観光客が多いようです。そんな日本人に「お手頃価格ですよ!」という代わりに、誰が教えたのか「貧乏プライス」と言って声をかけていると教えてくれました。「貧乏プライス」は響きが良くないのでもっと良い表現があるよ、なんて話をしている間に、別のお客さんが2人も来店してかばんを購入して行きました。
パーティーやちょっとしたお出かけに重宝しそうな長バック。
ボストンバックの形をしたスーツケース。取っ手の部分を引っ込めて横にするとボストンバックになるというおしゃれな作り。
お財布とメガネケース。
誰もお客さんがいないお店よりも人がいたほうがお店に入りやすいから、あなたがいてくれたおかげです、とフレンドリーなイタリア人の店員さんは喜んでくれて、なんと私のポシェットを25%も割引してくれました。
決められた予定に基づいて行動するのも楽しいですが、こうして時間がたっぷりある時に、気が向くままに行動してみると思わぬ良いことがあるのも、NYの面白いところです。
こちらのお店、仕事用から旅行用、お出かけ用のカバンからお財布まで良質の製品が揃っていて、驚くほどお手頃価格です。あと2,3ヶ月は出店しているようですので、お近くの方、近々NY旅行を計画されている方はぜひお立ち寄りください。
Pratesi
お店は、Roger Smith Hotelの端っこ(47th streetとLexington avenueの北東の角)で、グランドセントラル駅から徒歩3分です。
www.pratesishop.com