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日米の女子トイレ事情

突然変なタイトルをつけてしまいましたが、実は、以前からずっと書いてみたかったネタです。
当然ですが、男性であれば、日本の会社の女子トイレの化粧台の前でどんな光景が広がっているかは全く想像もつかないことと思いますが、女性であれば、ある程度想像できるのではないかと思います。

一般的な日本のオフィスビルの女子トイレは、
・手を洗う洗面台とは別に化粧直しをする化粧台が存在する。
・化粧台には鏡がついていて、化粧台の前はどの時間帯にも必ず人がいる。夕方、ちょうど帰社前になるとさらに混みあう。
・化粧台にいる子は、メイク直しに集中。一回につき10分ぐらいはかけているのではないかという集中ぶり。人によっては、一日何回も化粧台の前へ。
・お昼直後には、洗面台でマイ歯ブラシで歯を磨いている人もちらほら。
といった感じです。

私独自の観察では、化粧台の前に立っている子は、たいてい長居が前提。それも一日に何回も。
私は、日本にいた頃、そんな時間があるのならば、日中効率よく仕事して早く帰ったほうがいいと思うタイプだったのですが、そういう子たちは、当然ですが、化粧台の前を陣取ることもなく、簡単な化粧直しも洗面台で行います。手早くするので、洗面台を塞いでしまうこともないからです。

では、アメリカのオフィスの女子トイレの中はどんな感じでしょうか。
単刀直入な答えとしては、日本と正反対の世界が広がっています。
・化粧台はそもそもない。
・洗面台は手を洗うためだけのもの。手を洗ったらすぐに立ち去る。
・夕方の時間ですら化粧直しをしている人はほぼ皆無。
・昼食後に歯を磨いている人は見たことがありません。

面白いほどに対照的な日本とアメリカの女子トイレ事情。
しかし、だからといって、アメリカの女性が身だしなみに気を配っていないわけではなく、オフィスではおしゃれな服に高いヒールで闊歩する女性たちも多く、もちろんメイクもきちんとしています。

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夏のセントラルパーク。奥に広がるのは、数々の映画やドラマにも使われているボートに乗れる池。残念ながらトイレで写真を撮るわけにはいかないので、全く違う写真を載せてみました。

では、どうしてこうした違いが生じているのでしょうか。
私は、この違いの根底には、アメリカと日本での働き方の違い、仕事に対する意識の違い、社会的な価値観の違い等、興味深い事実が隠されているのではないかと思っています。
このブログでも、過去にそうした日米の違いは少しずつ書いてきましたが、女子トイレでの光景の違いに焦点を当てて、次回は分析をしてみたいと思います。

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