NYで異文化体験

ここは一面銀世界

昨夜のオリンピック女子フィギュアは、NYでは、日本人そして韓国人のみならず、世界中の多くのフィギュアファンもテレビに釘付けで大盛り上がりでした。

皆がそれぞれ自分の最高の力を出し切って戦うことのできたフィギュアの試合は、私の記憶がある中では初めてではないかと思うぐらいに、完成度の高い演技の連続でした。

現代、サムソン等、名だたる大手韓国企業のCMを総なめにし、計り知れないほどのプレッシャーの中でキムヨナ選手が見せた妖艶な演技は、これぞ金メダルという歴史に残るものでした。

そして、そのキムヨナ選手が唯一ライバルと考えていたと言われる真央ちゃん。表彰式のときには、持ち前の笑顔よりも悔しそうな表情でしたが、あの大舞台で自身が目標としていたトリプルアクセルを3回もきれいに飛ぶことができたその勇気高い技術力、そして観客を一瞬にしてとりこにしてしまうしなやかな動きは、日本人だけでなく世界中の人々の心に深くしみこんでいきました。試合直後は2つの小さなミスを後悔するコメントもありましたが、結果よりも何よりも、世界の舞台で堂々とほぼ完璧の演技をできたことを誇りに思って欲しいし、アメリカメディアも大絶賛だったことを伝えたいです。

こちらの解説者が面白いのは、あまりにすばらしい演技だと、解説者も解説を忘れて演技を見入ってしまうこと。そのため、演技が終わるまでほとんどコメントがありません。途中途中で入るコメントも、「なんてすばらしいんだ。」という感動のため息のみ。

そんな状況を作りだしたのは、真央ちゃんとキムヨナだけ。

そして演技終了後は、大絶賛の嵐。真央ちゃんについては、「トリプルアクセルを1回でも2回でもなく、3回も飛んだんだ」と解説者が大興奮でした。

アメリカ選手ひいきのメディアも、真央ちゃんとキムヨナだけは、自国選手よりも熱く語るほどの特別扱い。

あと、個人的には、アメリカ代表だった長洲未来選手のフリーでの華麗な演技に魅せられました。

そんな熱い試合のさなかで、外ではしんしんと雪が降り続いています。

2週間前の大雪のときには、早々に警報を発令したブルームバーグ市長。そのときは、大した積雪にもならなかったからか、今回は事前の警報はぎりぎりまで行われませんでした。

しかし、木曜朝から降り続く雪は金曜夜になっても止む気配を見せず、なんと明日まで続くそうです。

私のお気に入りスポットのひとつ、ブライアントパークを紀伊国屋書店側から眺める。先日の記事と同じ場所から撮影したとは思えない光景です

今日は市内でお休みの学校も多く、私の語学学校も休講でした。

そんな朝に、友人からフェイスブックを通じて届いたのが、「NYC Snowball Fight」の招待状

これは、以前から「セントラルパークでインターナショナルな雪合戦をしたいんだ」と話していた友人が企画したもの。雪が降る時期は事前には分からないため、招待状も今日届いて今日午後開催という強行日程。

誰も足を踏み入れていない私の膝丈ほどまで積もった大雪原で、みんなでのどかな午後のひとときを過ごしました。

NYには街角アートがいっぱい。これは、セントラルパーク南東の角59丁目と5番街にあります

ベンチにはこんなリアルな雪だるま(雪人間?!)も

セントラルパークは、雪の中の散歩を楽しむ人でいっぱい。本格的スキー板でするすると進んでいる人、木製のそりを片手に歩いている人等、みんな各々の時間を過ごしていました。


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