NYで夏を楽しむ NYに住む NY散歩

ニューヨークの公園を楽しもう♬

ニューヨークは、マンハッタンのような大都会でも、街中のあちこちに公園があります。
きっと市民の憩いの場になるようにと計画的に作られたものだと思いますが、地図を広げてみるとマンハッタンの北側に広がるセントラルパークをはじめとして、オフィス街のミッドタウンにはブライアントパーク、閑静な住宅街グラマシーにはグラマシー・パーク、ファーマーズマーケットが有名で市民が集うのに最適なユニオンスクエア、そしてマンハッタンの南端バッテリーパーク、旧貨物列車の線路を改装して作られたハイライン、と枚挙にいとまがありません。

お天気の良い日のブライアントパークのお昼時間。この日は、ブロードウェイミュージカルのイベントがあり、人で溢れかえっていました。

日本で公園というと、滑り台や砂場がある子供たちの遊び場というイメージが強いかもしれませんが、マンハッタンの公園は大人のための場所です。

公園によってそれぞれ特徴があり、集まる人も異なりますが、主な公園の特徴はこんな感じです。

・セントラルパーク:マンハッタン最大の公園。ジョギング、ピクニック、サイクリング等どんな目的でも楽しめる公園。ただ広すぎるので、目的を決めて歩かないと迷ってかなり歩くことに。

後ろに小さく写っていますが、セントラルパークではボートにも乗ることができます。

・ブライアントパーク:都会のオアシス。夏は芝生で毎週月曜日夜に映画上映がある他、ヨガやブロードウェイミュージカルの役者を招いたイベント等あらゆるイベントが開催されます。また、毎年夏には公園の南西にビアガーデンがオープンします(NYでは屋外の飲酒は禁止されているので、ルーフトップバーと並び数少ない屋外での飲酒が楽しめる場所となっています。)冬は芝生だったところがスケートリンクに変身。その周囲には小さなホリデーマーケットが立ち並びます。

椅子もテーブルもたくさんあり、ランチに最適。

一方、同じ公園が冬にはこんな感じに様変わり。

・ユニオンスクエア:週に何日か開かれるファーマーズマーケットが大人気。近隣の農家や牧場が自ら、野菜や果物、お肉等を販売します。NY在住歴が長い人たちは、お店の人とも長いお付き合い。人気のある品は早朝に行かないと売り切れてしまうほどの人気で、有名レストランのシェフたちも良い食材を求めてやって来ます。その他、なぜか常に公園の南側にはチェスのテーブルがいくつか置かれていて、飛び入り参加で楽しむことができます。

ユニオンスクエアのファーマーズマーケット。曜日によって出店するお店が異なります。

・ハイライン:2009年にオープンした新しい公園。ミートパッキングエリアへ貨物を輸送するために使われていた高架上の線路を改装してできた公園。西側のハドソン側、東川のマンハッタンを少し高いところから見下ろしながら散歩が楽しめます。夏にはコーヒーやアイスクリームのベンダーも出たりと癒やし空間。

・マディソンスクエアパーク:日本でも人気のハンバーガー屋さん、シェイクシャック唯一の野外店舗がある公園(大昔に治安が悪かった頃、この公園の治安を改善するためにとレストラン界の巨匠、ダニー・メイヤーさんがこの公園にシェイクシャックの1号店を開き、このエリアの治安改善に一役買いました。)。ドッグランもあり、大きな犬を連れた人たちも見かけます。南側は人気のフラットアイアン地区、そして北側は今人気のNOMAD。ヒラリー・クリントンさんの娘もこの公園沿いに住んでいたりと、今では人気のエリア。

こうした公園は、市民の日常生活にうまく溶け込んでいて、最近良い気候が続くNYでは、朝から公園でお茶を飲んだりくつろぐ人たちを見かけます。そして、お昼は、近隣のビジネスマンたちが外の空気を浴びながらランチを楽しむために押しかけます。特にオフィス街の真ん中に位置するブライアントパークのお昼時の混み具合には目を見張るものがあります。その周辺にテイクアウトができるお店も多く、公園内にもパン屋さんがあったりするので、皆食べたいものを持ち寄って、短いお昼の時間を楽しんでいます。

日本にいるときには、公園で時間を過ごすことはあまりありませんでしたが、NYでは、私の毎日の通勤経路に公園があり、毎日公園を見て緑に癒され、そして公園で一息つくのは、忙しいNY生活のちょっとした癒やし時間となっています。

NYに旅行でいらした際には、ぜひ、朝、昼、夜と近くの公園に足を運んでみて、ニューヨーカーの公園での過ごし方を観察してみてください。


+1

-NYで夏を楽しむ, NYに住む, NY散歩

© 2024 NYに恋して☆