NYから日本を考える NYで働く

プレミアムフライデーとHappy Friday

数ヶ月前に日本のニュースで、プレミアムフライデーという制度が導入されたことを知りました。導入当初は、各社独自の取り組みがインターネットのニュースで紹介されていましたが、数ヶ月経った今はどのような状況でしょうか。

日本で金曜日というと、昔の言葉では「花金」。それでいながら、真面目な日本人は、その週のうちに終えようと思っていた仕事に追われ、結局気づいたら割と遅い時間になっていて、近くの席の同僚と1杯飲みに行く。そんな姿が、私が思い描く、伝統的な日本流金曜日の過ごし方です。(日本にいた頃は、おしゃれなレストランが好きでしたが、今では、日本独特の裏路地やガード下にひっそりとあるようなお店に惹かれたりもします!)

渡米して3年目に米国企業で働き始めた時、朝からHappy Fridayとうきうきし、金曜日には5時になると皆パソコンを閉じ、5時半も回ると社内からごっそり人がいなくなっている状況を目の当たりにして、大きなカルチャーショックを受けました。

アメリカ人は公私の切り替えが日本人の基準からは考えられないほどはっきりしていて、どんなに高い位にあって忙しい人でも、「仕事は人生を楽しむためのもの」、つまり、自分が楽しいこと、好きな人と過ごす時間のために使うお金を稼ぐために働く、という姿勢が明確です。そのため、モーレツに働いている人たちでも、自分の人生での最優先事項(健康と家族のためのこと)は、常に仕事の上位に位置しています。

そんなアメリカ人にとっての楽しみは週末。アメリカ人の定義では、週末は土曜日からではなく、金曜日の夕方から始まります。
そのため、何があろうとも、金曜日には皆、早々と帰宅していくのです。(例外的に、特に忙しい時期でも、金曜日の9時以降職場に残っている人はまずいません。)
先日も、金曜日の6時ちょっと前にぱちぱちキーボードを叩いていたら、私の席の前を通った全く面識のない人に、"Go home!"と言われました(笑)

Hull at night June 2017

ボストン郊外のHull Beach。日が長く、8時ぐらいでもまだまだ明るかったです。出張で行ったはずでしたが、仕事は早々に切り上げて、ビーチ沿いで同僚と夜ごはん。

Hull morning June 2017

翌朝は早起きして、ビーチをちょっとお散歩。あまり知られていない場所のせいか、人も少なく、大自然に癒やされました。

 

こうした状況にすっかり慣れてしまったせいか、日本のニュースで見た、プレミアムフライデー制度のために、様々な調整に追われている人たちの話や、細かいルールを決めようとしている会社の事例を見て、ただただ驚いてしまいました。

色々とルールを決めるのではなく、大前提として、働くために生きている、というようなスタイルになってしまっている日本式価値観の大きな転換、そして、制度としてではなく、皆が自然に金曜日は早く家に帰れる体制が作られていったら、皆、よりハッピーになれるのではないか、と思いました。

 

 

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